教育資金

子どもにかかる教育費

白石 利樹

子どもが生まれると親は、教育プランや教育資金について考えます。
では実際、どのくらいのお金がかかるのでしょうか。

<大学卒業までにかかるお金>

文部科学省の「学校基本調査」(2012年速報)によると現役生の大学・短大進学率は53.5%となっていて、2人に1人は大学・短大へ進学している状況です。

<図表1>学校種別の学習費(単位:円)
区分 幼稚園 小学校 中学校 高等学校(全日制)
公立 私立 公立 私立 公立 私立 公立 私立
出所:文部科学省「子供の学習費調査」(平成24年度)
学習費総額 230,100 487,927 305,807 1,422,357 450,340 1,295,156 386,439 966,816
うち学校教育費 131,624 340,464 55,197 822,467 131,534 997,526 230,837 722,212
うち学校給食費 17,920 26,891 42,035 40,229 36,114 3,380
うち学校外活動費 80,556 12,072 208,575 559,661 282,692 294,250 155,602 244,604
<図表2>大学4・6年間でかかる費用目安(単位:万円)
種別 初年度 次年度以降 合計
出所:文部科学省「平成24年度私立大学等の入学者に係る学生納付金等調査結果について」
「平成24年度私立大学等の入学者に係る初年度学生納付金平均額の調査結果について」
:日本学生支援機構「平成22年度学生生活調査結果」
:電子政府の総合窓口よりデータ入手
国公立 自宅 136.0 108.5 511.3
自宅外 199.0 170.9 805.0
私立 文系 自宅 202.0 156.2 670.6
自宅外 290.7 223.4 960.9
理系 自宅 269.5 177.8 802.9
自宅外 359.1 224.7 1093.2
医歯科系 自宅 551.3 450.0 2801.3
自宅外 628.9 516.8 3213.0

幼稚園から高校までを図表1、大学4年間を図表2に示しています。この表で分かるように国公立と私立では、かかる費用に大きな違いがあり、学校外活動費の占める割合も決して、少なくはありません。
大学も自宅から通う場合と自宅外から通う場合で大きな開きがあります。また首都圏の私立大学に進学する場合、4年間でかかる教育費は約1,000万円と言われています。

子どもが産まれてから大学入学までの18年間、毎月5万円ずつ蓄えないと、この1,000万円を貯めることはできません。なかなか1,000万円を貯めるのは、簡単ではありません。そのため、子どもが高校を卒業するまでにどれだけ貯蓄ができているかが、一つのポイントになります。

20代-30代の子どもが1人いる世帯の平均貯蓄額は手取り所得額(可処分所得)の25%~20%くらいです。子どもの成長途中で住宅の購入や環境変化なども考えられますが、大学入学前までに大学4年間の授業料に相当する金額の500万円くらいが準備できていると、入学後の生活費などの負担もずいぶん軽減されます。

さらに奨学金制度や育英基金なども有効に活用しましょう。大学生の2人に1人が利用する奨学金は、学校独自の奨学金制度などさまざまなものがあります。それぞれの家庭に合う資金計画を早めに立てていきましょう。

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