家計診断・節約

家計簿診断(3)
結婚後1年・共働き家庭Tさんの場合

吉上 美枝子

【家族構成】
東京都・Tさん(27歳)【夫38歳】

【相談内容】
結婚して1年が経ち、今は夫婦共働きをしています。契約社員で30歳になる時点で契約満了により退職するので、年齢的にも退職後に子供を授かれたら、しばらく育児に専念したいと考えています。今は比較的家計に余裕がありますが、退職後は厳しくなると予想しています。夫はバイクが趣味で、バイクのための費用は結婚前と後でも変えていません。あまり普段から家計の節約に協力的でないので、このままですと将来が不安です。

【収支内訳 / 単位:円】
収入(手取り)
  • 夫:350,000
  • 妻:250,000
年間ボーナス収入
  • 夫:1,000,000(500,000×2回)
  • 妻:600,000(300,000×2回)
支出
  • 住宅費(家賃):110,000
  • 食費:40,000
  • 外食費:40,000
  • 水道・光熱費:15,000
  • 通信費:18,000
  • 保険料(個人年金含む):25,000
  • 夫婦小遣い:60,000
  • 夫バイク関連費:20,000
  • レジャー費:10,000
  • 日用品・その他等:15,000
ボーナス時支出 夫:500,000(バイクツーリング関連費 年に1度海外旅行)
資産
  • 普通預金(夫):500,000
  • 普通預金(妻):1,300,000

3年後に契約満了により退職を予定している相談者様は退職後の暮らしを既にイメージされていますが、ご主人様の方はそこまで先の家計のイメージを持っていらっしゃらないかもしれません。まずは3年後に退職し、出産、育児に専念したいというお考えを話し、ご夫婦でしっかり意識、共有していくことが大切です。現在は奥様が働いていることもあり毎月60万円の手取りがあるため、外食費、お小遣いなどほとんどセーブせず使っているとのこと。しかし3年後はここの手取りがご主人様の収入1本になり、年間で360万円の収入がなくなるということを現実として認識していただく必要があります。今から意識してご主人様の手取り内で生活することを目指し、なおかつ毎月の収支を黒字にして貯蓄ができることを目標にしていきましょう。仮にこれからご主人様の手取り内で生活するとして、現在のところでは、外食費、夫婦の小遣い、バイク代、レジャー費の遊興費の4費目で収入の37%以上を占めることになります。住居費とあわせると7割近い負担になってきます。これでは残り3割ほどで生活費や保険料を収めなければなりません。また、将来的にご夫婦としてお子様の誕生を希望するなら、人生の三大資金の一つである教育資金にまわせるお金もいずれ準備していかなければなりません。子供が生まれたら、出費もかさみやすく貯蓄も難しくなりますので、余裕のある今から遊興費を今より2割ほど削減し貯蓄にまわしていくなど、将来像を踏まえてご夫婦でなんのために貯蓄をすると望ましいか、今はどれくらいルーズになっているのか話し合ってみてください。節約という言葉より、将来への備えというほうがご主人も協力してくれるかもしれませんよ。退職後に減らせそうなところとしては毎月4万円ほどの外食費、奥様のお小遣いは減らすことが可能かと予想できます。その差額はしっかり貯蓄に回したいですね。