保険診断・見直し

入院日数で医療保険を考える
身近にもっと割安に

吉上 美枝子

私たちが病気になって入院し退院するまでの平均日数、何日くらいだと思われますか?実際に病気入院したことのない人だと、「ガンとかだと、100日とか半年とか入院するの?」と答えられる方もいらっしゃるほど、その認識は意外と曖昧です。実際は医療技術の進歩もあり、厚生労働省の患者調査によると、平均在院日数は32.8日となっています。皆さんが気になっているガンでは平均して20日前後が多く、入院、手術して回復してきたら退院し、その後は自宅療養や通院による放射線治療を受けるというケースが多いそうです。

では、長期入院するケースはどういう症状なのか?といいますと、統合失調症や血管性および詳細不明の認知症、アルツハイマー病といった治療にじっくり時間をかけなければならない病気などで300日前後、長ければ500日を越える数値もでています。 これらも含めての32.8日ですから、多くの病気は退院まで30日未満で収まる例が非常に増えています。

さて、ここからが本題です。民間保険会社の医療保険というと、1回の入院につき、支払い限度日数が60日までというものが比較的割安なものとして売れておりました。しかし、ここ近年では1回の入院あたり支払い限度日数を30日までとする保険が発売されてきたのです。これは昨今の現実的な入院日数にあわせて、なおかつ支払い日数を短くすることで、 お客さんの保険料負担を減らすという、顧客ニーズにも応えるものとして注目が高まっています。今は元気で病気知らずでも、万が一病気になったとき最低限の保障は欲しい。でも保険料が高いことで保障を検討することすら躊躇してしまう。若い世代からはそうした声も多く、なかには最低限必要な保障を確保できない人もいます。歳をとり、体のどこかに持病を持ってからでは、医療保険に入ることが難しくなります。仮に入れても、割増保険料を課されてしまうこともあります。1回の入院あたり30日まで保障してくれる商品は、それだけなら保障として不安な部分があるかもしれませんが、特約で生活習慣病での入院の場合に支払い日数を増やせるものがあります。ムダなく必要な保障を準備できれば、グッと安心も高まりそうですね。