保険診断・見直し

火災保険が実質値上げへ

井上 弘彬

2015年10月より火災保険が大きく変わることをご存知ですか?
ポイントとなるのは「保険期間が10年までに限定されること」と「住宅総合保険の参考純率引き上げ」の2点です。

◆どうして改定が行われるの?

近年、台風や集中豪雨などの自然災害が増え、保険金の支払いが増加する傾向にあります。
また地球温暖化により将来のリスク評価がますます難しくなったため、今回改定が行われることになりました。

<近年に国内で起こった主な自然災害>
発生月・主なエリア 災害の種類 被害状況
2011年 8月/西三河 尾張北西部集中豪雨 家屋の浸水   1,300件以上
2012年 7月/九州北部 九州北部豪雨 家屋の損壊・浸水 12,000件以上
2013年 9月/四国~北海道 台風18号風水害 家屋の損壊・浸水 11,000件以上
2013年 10月/関東(特に伊豆大島) 台風26号風水害 家屋の損壊・浸水 7,000件以上
2014年 2月/甲信・東北・北海道 大寒波による記録的大雪・強風 家屋の損壊多数
2014年 8月/四国 台風11号・12号と集中豪雨による風水害 家屋の損壊・浸水 7,000件以上

◆火災保険のココが変わる!

  1. ①10年超の長期一括払契約ができなくなります

    火災保険は長期で加入すると割引率が大きくなるメリットがあり、これまでは30年以上の長期契約ができる保険もありました。
    しかし10月以降は10年超の契約ができなくなる見込みのため、実質の値上げとなります。
    保険期間10年に比べ、30年の方が圧倒的に割引率は高め。現在10年以下で契約の場合は、9月までに長期契約へ移行した方が保険料が割安になることもあります。

  2. ②住宅総合保険の参考純率が平均3.5%引き上げられます

    参考純率とは、保険料率のベースになるもの。10月以降は多くの保険会社で料率改定が行われる予定で、保険料が変わる可能性があります※。
    これからマイホームやマンション購入をお考えの方は、参考純率の改定にともなって既存商品の大幅変更や新商品の発売などが出てくることを視野に入れて保険を考えると良いでしょう。
    (※改定の時期は保険会社により異なります)

◆火災保険と合わせて地震保険のご確認も必要です

下の表のように、火災保険では地震・噴火・津波による火災や損壊は補償されません。これをカバーするのが地震保険で、火災保険と合わせて加入することでより広範囲の自然災害に備えることができます。
地震保険についても早ければ2016年秋に値上がりが予定されていますので、火災保険の見直しと一緒に検討されることをおすすめします。

  火災・その他自然災害
(水災・雪災など)
地震・噴火による
火災
地震・噴火による
損壊・津波
 
火災保険 × × ⇒両方加入すると、
様々な自然災害に備える
ことができます。
地震保険 ×

このFPへ今すぐ保険相談!