ライフプランニング

ライフプラン(2)考えてみよう!ライフプランを支えるファイナンシャルプランニング

小川 満啓

なぜファイナンシャルプランニングが必要か

会社に入社すれば給与は右肩上がりで上昇、年功序列でポストが与えられ、しかも定年まで雇用が約束されているという時代はすでに過去のこと。 現在は、アベノミクスで景気が上向き傾向にあるものの、給与の上昇はなかなか見込めず、 雇用形態の多様化、公的年金の不安、社会保障費増加による可処分所得の減少など、家計には厳しい状況が続いています。 このような厳しい状況だからこそ、少しでも早くお金に対する意識を高め、家計管理を計画的に行うことが必要。実行するかしないかは、将来の貯蓄に非常に大きな影響を与えます。

計画的な家計管理って?

「計画的な家計管理」というと、「家計簿をつけること」と考える人が多いと思います。しかし、単純に毎日細かく家計簿をつけましょう、と言う話ではありません。 計画的に家計を管理するには、まずは、今後数十年間のお金の流れ、つまり「年間収支の推移と貯蓄残高の推移」を大雑把で良いので把握することが大切です。

例えば、上の図は、ご主人30歳、奥様29歳、お子様の3人のご家庭の貯蓄残高の推移シミュレーション結果です。 ご夫婦は5年後にマイホーム購入を計画しています。 シミュレーション結果をみると、マイホーム購入後、当面の間はローン返済も問題がなく貯蓄残高はプラスで推移します が、①教育がピークを迎えるころ、②退職金を切り崩し生活する老後に貯蓄残高がマイナスになっています。 もし、将来、貯蓄残高がマイナスになることがわかれば、例えば、事前に教育費や老後資金の積立を始める、或いは、マ イホーム購入に充てる予算を見直すなど、様々な対策を行うことができます。漠然とした不安を、具体的な課題や目標に 置き換えることができます。

少しでも早くお金に対する意識を高め、家計管理を計画的に行うことの重要性をご理解いただけたでしょうか?