老後資金

知らないと損をする!?年金受給者の働き方

石井 啓美

最近は年金受給後も働き続ける方が増えています。しかし場合によっては、年金が減額されることもあるので注意が必要です。

今年から年金額の計算方法が変わりました

2015年4月から「マクロ経済スライド」という新しい年金計算方法がスタートしました。TVなどでも話題になっていましたが、何が変わったのでしょうか?
これは、その時の社会情勢(現役人口減少や平均余命の伸び)にあわせて自動的に年金水準を調整するというもの。簡単にいうと、今までの年金制度では物価1%の伸びに対して年金も1%上がっていたのを、一定の割合で抑制するという仕組みです。つまり今後は受け取れる年金が減る可能性があり、働き続ける事を選択する人は増加傾向にあるといえます。

マクロ経済スライド

年金受給後も働くと、受取額はどう変わる?

定年後も再雇用等で働く方は少なくありませんが、その“働き方”によっては厚生年金の支給額が変わることもあります。

マクロ経済スライド

働くことのメリットにも目を向けて

「年金が減額されてしまう…」と考えがちですが、以下のような給付や上乗せもあります。

◆高年齢雇用継続給付

60歳以降の給与が60歳時点の75%未満に下がる場合、その減少を補うために給与の最高15%が支給されるもの。対象は65歳未満で雇用保険加入期間が5年以上の被保険者。※給付率に応じて一部年金の停止有。

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◆年金額がアップ

60歳以降も厚生年金を納めることで、退職後または65歳以降の年金に上乗せされる。 働き続けることが生きがいになる方も多く、決してデメリットばかりではありません。第2の人生をどう歩んでいくか、定年を迎える前にご家族と話し合ってみてはいかがでしょうか。