結婚したときの保険の見直し方
結婚するということは、生活を共にするということです。
共働きにしても片働きにしても、生活を支えあいながらこれからの未来を一緒に作っていくのですから、当然独身時代と同じライフスタイルではいられませんし、お互いを支えるためにさまざまな見直しが必要になります。
その中でも、万一の生活を支える保険の見直しは早めにしておきましょう。
結婚して保険を見直す際にチェックしておくこと
結婚するときに話し合った2人の未来。
結婚して保険を見直すときは、もう一度未来の家族像や今後のライフスタイルについて話し合い、価値観や考え方をすり合わせておくことが大切です。保険の見直しの際にチェックしておきたいポイントをまとめます。
<チェックポイント>
① 将来設計(ライフプラン)を話しあう
∟子どもは何人ほしいのか、マイホームの購入はどうするのか、車は必要か?旅行の頻度はどれくらいにしたいか?など将来の夢や希望、理想の家族像などを話し合いましょう
② ①で話した将来設計を一覧表にする(ライフプラン表やライフイベント表といいます)
∟理想の暮らしを一覧表にして、その生活を実現するためにどれくらいお金が必要なのかを具体的に出していきます。
将来必要なお金から、今後の夫婦の働き方(共働きか片働きか、子どもが生まれたらどうするかも含めて)をどうするのかも話し合って決めるようにしましょう
③ お互いの独身時代の保険を確認
∟就職したときに入った保険や、親が入ってくれていた保険、共済の内容を確認しましょう。独身のときと結婚してからとでは保険に求める保障や役割が変わってくるので、保障の内容がどうなっているかを確認することが大切です。
結婚したら備えておきたい保険とは
結婚したらまず備えておきたい保険は、夫婦どちらかに何かがあった場合の生活保障になる保険です。夫婦どちらかが病気やケガなどで働けなくなると、片方が家事も家計も支えることになってしまいます。子どもが生まれる場合は大きな死亡保障は不要ですので、まずは生活保障を最優先に考えましょう。女性の場合、妊娠すると状況次第で医療保険に加入しにくくなります。子どもを持つことを考えている場合は早めに妻の医療保険を備えることも忘れずに。
独身時代に加入した保険がある場合は、保障内容に不足がないか、保険料は無理なく継続していけるものかなど、保障と保険料のバランスを見ながら見直していきます。
ある程度保険料の支払いに余裕がある家庭では、資産形成として貯蓄性の強い保険に加入しておくという選択肢もあります。
<結婚したら備えておきたい保険>
・働けなくなったときの生活保障:収入保障保険、所得保障保険
・病気やケガの保障(医療保障):医療保険
・将来の資産形成として:貯蓄性のある終身保険、変額保険、外貨建て保険など
※この記事は2018年7月時点の法律・情報にもとづき作成しているため、将来、法律・情報・税制等が変更される可能性があります。(2018年7月31日)
まとめ
結婚したときに保険を見直すとき、重要なのが夫婦の今後の働き方です。
妻が専業主婦になるのか、共働きでやっていくのかで必要な保障額は大きく変わってくるので、将来設計を描くときにお互いの希望も伝えながら今後の働き方を決めるようにしましょう。
将来設計やライフプラン表の書き方について不安な場合は、ライフプランやお金の専門家であるFP(ファイナンシャル・プランナー)に相談してみましょう。