個人年金保険の選び方
65歳以上の人口割合が全人口の21%を占め、超高齢社会に突入している日本。
長生きできる社会になったことは素晴らしいことですが、長生きを楽しむためには十分な生活資金が必要です。
公的年金だけで老後生活を支えることが難しくなっている今、老後資金を個人で準備しておくことは必要不可欠です。
老後資金を効率的に準備するための、個人年金保険についてご案内します。
■個人年金保険の種類
個人年金保険とは、民間の生命保険会社が販売している私的年金で、年金の受け取り方法や年金額の決まり方などによって5つの種類に分けられます。
<個人年金保険 5つの種類>
個人年金保険 | 年金額があらかじめ確定している | 確定年金 | 生死にかかわらず、一定期間年金額を受け取れます |
終身年金 | 生存している限り、一生涯年金額を受け取れます (公的年金と同じ仕組みです) |
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有期年金 | 生存している限り、一定期間年金額を受け取れます。 | ||
年金額が確定していない | 変額個人年金 | 保険会社の運用次第で年金額が変動し、受け取り方法が一生涯か一定期間かでさらに種類が分かれています | |
外貨建て年金 | 外貨で運用される保険のため為替動向により年金額が変動し、受け取り方法が一生涯か一定期間かでさらに種類が分かれています |
■個人年金保険の必要性
老後資金を準備する方法は個人年金保険だけではありませんし、計画性があり貯めるのが得意な人は預貯金だけで十分事足りるかもしれません。
ただ、頭ではわかっていてもコツコツ貯蓄し、貯めたお金を使わずにおいておくのは難しいものです。
コツコツ預貯金を貯めたり、自分で運用したりすることが苦手な人は、個人年金保険を活用し、強制的に老後資金を貯めていく方法がおすすめです。
個人年金保険は、保険会社のプロが年金積立金を運用し、支払った保険料以上の年金を受け取れる(年金額が変動する商品もあります)うえ、支払った保険料は保険料控除の対象にもなります。
貯蓄も運用も苦手だけど、どうにかして老後資金を貯めたいという人こそ、個人年金保険が必要なのではないでしょうか。
※この記事は2018年7月時点の法律・情報にもとづき作成しているため、将来、法律・情報・税制等が変更される可能性があります。(2018年7月31日)
まとめ
■FPが教える!個人年金保険の賢い選び方
老後資金を考えるときには、老後のライフプランが欠かせません。
しかし、ライフプランをどうするか悩んでいるうちに決めきれず、結局開始する年齢が遅くなってしまえば年金の受取額に影響します。
老後の人生に何を求めるのかは、長い時間の積み重ねによって変わっていくものです。今できることは、老後のライフプランを綿密に立てることよりも、早く積み立てを開始することです。
少額でも早めに始めておけば、長い期間積み立てることで受取額を大きくでき、ライフプランの変更にも対応しやすくなります。
老後のライフプランが定まっていない人には、必ず受け取ることができる確定年金がおすすめです。まずは小さい金額から確定年金を始め、老後のライフプランがある程度定まった段階で違う種類の個人年金保険を始めてみてはいかがでしょうか。
老後資金を考えるときには、老後のライフプランが欠かせません。
しかし、ライフプランをどうするか悩んでいるうちに決めきれず、結局開始する年齢が遅くなってしまえば年金の受取額に影響します。
老後の人生に何を求めるのかは、長い時間の積み重ねによって変わっていくものです。今できることは、老後のライフプランを綿密に立てることよりも、早く積み立てを開始することです。
少額でも早めに始めておけば、長い期間積み立てることで受取額を大きくでき、ライフプランの変更にも対応しやすくなります。
老後のライフプランが定まっていない人には、必ず受け取ることができる確定年金がおすすめです。まずは小さい金額から確定年金を始め、老後のライフプランがある程度定まった段階で違う種類の個人年金保険を始めてみてはいかがでしょうか。