貯蓄したい
貯蓄があるというだけで幸福になれるわけではありませんが、十分な貯蓄があるとあらゆる不幸やトラブルを回避することができ、生活に潤いを与えることができます。
マイホームや子どもの教育費、老後生活など家族の明るい未来を考えると、やっぱり貯蓄は必要ですし、うまく増やしていきたいものですよね。
将来に備えて貯蓄を増やしたい人には、保険を活用して貯蓄する方法があります。
効率的に貯蓄しながら、万一の保障も備える方法をご紹介します。
■保険で貯蓄は可能なの?
保険とは、病気やケガ、死亡時などのリスクに備えるリスク対策商品です。
一方で、保険料を支払い続けていくと解約返戻金や満期金が発生し、リスクに備えながら貯蓄もできるという性質を持つ保険商品もあります。
このような性質を活かし、保険の種類や契約方法などをうまく調整すれば、保険料の払込金額よりも満期金や解約返戻金の受取金額を増やすことができ、保障と貯蓄の両立が可能になるのです。
■貯蓄に適した保険商品
貯蓄性を重視した保険を大別すると生命保険、学資保険、個人年金保険の3つに分けられます。
<貯蓄型保険の種類>
生命保険 | 終身保険
|
死ぬまで保障が続くため、一定期間継続すれば払い込んだ保険料額より解約返戻金額が大きくなる保険です。
子どもが独立するまでの遺族保障をしっかり備えたい人に向いています。 |
養老保険 | 一定の保険期間中に死亡した場合は死亡保険金が、満期時に生存している場合は満期保険金が受け取れ、それぞれの保険金額は同じです。貯蓄性を重視する人に向いています。 | |
外貨建て保険 | 保険料の支払いや受取りを外貨でする保険で、円建て保険よりも利率が高く貯蓄性がある反面、為替変動リスクがあります。投資性を求める人に向いている保険です。 | |
変額保険 | 投資信託と似ている保険で、保険会社の運用成果により保険金額や年金額が変動する保険です。運用成績によっては元本割れするリスクがあるため、外貨建て保険と同様に投資性を求める人向けです。 |
※この記事は2018年7月時点の法律・情報にもとづき作成しているため、将来、法律・情報・税制等が変更される可能性があります。(2018年7月31日)
まとめ
■FPが教える!貯蓄型保険の選び方
保障と貯蓄が一緒にできるのが貯蓄型保険の特徴ですが、保障は誰のために、いつまで持つものなのか、貯蓄は何のために、いつ頃使いたいものなのか、それぞれの目的や必要な時期を明確にしておけば、保険選びがしやすくなります。
子どもが成人するまでは遺族保障として、子どもが成人したら老後資金として使いたい、という人には終身保険や養老保険がありますが、死亡保障を重視する場合は終身保険が、貯蓄を重視する場合は養老保険の方が適しています。
保障や貯蓄の目的を明確にし、どちらを優先的に考えるかを決めておけば、商品ごとの特性に応じた保険を選びやすくなります。
保障と貯蓄が一緒にできるのが貯蓄型保険の特徴ですが、保障は誰のために、いつまで持つものなのか、貯蓄は何のために、いつ頃使いたいものなのか、それぞれの目的や必要な時期を明確にしておけば、保険選びがしやすくなります。
子どもが成人するまでは遺族保障として、子どもが成人したら老後資金として使いたい、という人には終身保険や養老保険がありますが、死亡保障を重視する場合は終身保険が、貯蓄を重視する場合は養老保険の方が適しています。
保障や貯蓄の目的を明確にし、どちらを優先的に考えるかを決めておけば、商品ごとの特性に応じた保険を選びやすくなります。