病気に備えたい

豊かな生活を送るためには、何よりもまず健康でありたいものですよね。

 

しかし、がんを始めとする病気やケガは、自分では予測できないことがほとんどで、いつなんどきそのような事態が起こるかわかりません。

 

そうした不安に備えるために、保険でできることをご紹介します。

■保険で病気に備えることはできるの?

健康的な生活を送り、食事や睡眠に気を付けていても、病気やケガは予期せずやってくるものです。病気を100%防ぐことはできませんが、病気になったときの生活にできる限り備えることはできます。

 

病気になったら、身体の自由が利かなくなり、仕事や家事、育児など自分が普段していることができなくなります。当然、収入は少なくなり、育児や家事代行を業者に依頼すれば、それなりの費用がかかります。病気になると、治療費だけでなくさまざまな費用が家計を圧迫するのです。

 

すでに十分な預貯金があり、病気になっても一定期間は生活できるほどの資金力があれば別ですが、預貯金に不安がある人は、病気になったときの生活を支える保険に入りましょう。

■病気の備えに適した保険商品

病気に備える保険といえば医療保険が有名ですが、医療保険以外でも病気に備えることはできます。
病気になったときの生活を支える保険をご紹介します。

 

<病気に備える保険の種類>

医療保険 病気やケガで入院・手術などしたときに一定額の給付金が受け取れる保険です。
がん保険 がんと診断されたり、がんで入院・手術などしたりしたときに給付金が受け取れるがん特化型の保険です。
就業不能保険 病気やケガで入院・通院したり、自宅療養したりして働けなくなった場合に、一定の給付金が毎月受けられる保険です。
所得補償保険 損害保険会社の商品で、内容は「就業不能保険」と似ていますが、給付金の形式が少し異なり、年収の何割かが補填され、一定の給付を受けるという仕組みになっています。

 

 

※この記事は2018年7月時点の法律・情報にもとづき作成しているため、将来、法律・情報・税制等が変更される可能性があります。(2018年7月31日)

まとめ

■FPが教える!病気に備える保険の選び方

病気に備える保険を選ぶときは、まず自分が病気になったときに受けられる公的制度などの保障額を調べてから、それを差し引いた自己負担額分を用意するようにしましょう。
公的保障制度の「高額療養費制度」では治療費の保障が、会社員が加入する健康保険の「傷病手当金」では働けないときの生活保障があります。
保険はそれらの手当や保障、また預貯金で賄いきれない自己負担額を支えるためのものです。
自分がどのような手当を受けられるのかがよくわからない、という人は社会制度やお金に詳しいファイナンシャル・プランナーに相談し、自分に必要な保険を備えるようにしましょう。