保険料を節約したい

加入した当初は家庭にとって最適な保険料だった保険も、環境やライフスタイルが変われば家計に響く存在になりかねません。

 

家計が悪化して急いで保険を見直すことになる前に、保険の内容を定期的に見直し、保険内容も保険料も常に最適な状態に更新していくことが大切です。

■保険料の節約ってどうするの?

加入中の保険の一部またはすべてを解約すると、簡単に保険料を削減し、節約することができます。

 

しかし、保険料を削るということは保障内容も削るということです。定期的に保険の見直しを心がけていればそもそも保険が家計に響くということもないはず。

 

保険料の節約は、家計が悪化してからではなく、住宅の購入や転職、子どもの進学など、環境の変化や子どもの成長に合わせて行うようにしましょう。

■保険料の節約に適した保険商品

保険料の節約を考えるときは、「必要な保障が変わりやすい保険」から見直すようにしましょう。必要な保障が変わりやすい保険で代表的なものは、生命保険や医療保険です。

 

生命保険……子どもの成長や収入の変化に応じて必要保障額が変化する
医療保険・がん保険……医療技術や医療事情の変化により、必要な保障内容が変化する

 

一般的に、老後資金や教育資金などを積み立てる保険の場合、資金の特性上必要保障額が大きく変動することはありません。しかし家族の生活を支える生命保険は、子どもが大きくなったり世帯収入が変化したりするとその分必要保障額が変わるものです。

 

また、医療保険やがん保険は、医療技術の発展などにより保険そのものが使えなくなる可能性があります。
保険を見直して節約するなら、ライフスタイルや環境次第で必要な保障が変わりやすい生命保険やがん、医療保険などからまず見直しをするようにしましょう。

 

 

※この記事は2018年7月時点の法律・情報にもとづき作成しているため、将来、法律・情報・税制等が変更される可能性があります。(2018年7月31日)

まとめ

■FPが教える!保険料を節約するための保険の選び方

保険料の節約は、保障を削減して保険料を削減するのがまず基本の方法ですが、保険会社を変えることで保障を削らず、保険料だけ安くできる場合があります。
保険会社によって、保険の内容も保険料の設定もさまざまです。
保険を見直すときに保障内容を見直すことも大切ですが、複数の保険会社の商品を比較し、より保険料が安く、必要な保障がある保険を選ぶことも大切です。
保険会社や保険の種類が多すぎて、比較が大変、選びきれないというときには、複数の保険会社の保険を取り扱うファイナンシャル・プランナーに保険の比較相談をしてみると良いでしょう。
ファイナンシャル・プランナーに相談するときは、必要な保障や希望する保険料額などを明確にしておくと、希望に見合った最適な保険を選んでもらうことができます。