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【体験談あり】ジューンブライドを成功させる方法。おすすめ演出・雨対策まとめ

【体験談あり】ジューンブライドを成功させる方法。おすすめ演出・雨対策まとめ

「6月に結婚式を挙げたいけれど、雨や準備する物が気になる」
幸せになれると言われるジューンブライドですが、日本で6月と言えば梅雨の時期です。
雨対策も含めて、式の準備で気になることは多いですよね。

ジューンブライド成功のポイントは、雨や季節を活かした演出で式を盛り上げ、レインウェディングを楽しむことです。

この記事ではジューンブライド経験者に取材し、6月の結婚式を成功させる方法をまとめました。結婚式におすすめの演出や雨・コロナ対策、気になる費用についても解説しています。
「雨は気になるけどジューンブライドを挙げたい」人は、参考にしてみてください。

■【ジューンブライド】6月結婚式を成功させる3つのポイント



ジューンブライドを成功させるポイントは、以下の3つです。

  • 1. 雨や季節を想定した演出・テーマにする
  • 2. 全天候型や高層階の式場を選ぶ
  • 3. 梅雨の時期を避けて式を挙げる


ただし3の方法では、天候は100%コントロールできないため、不安が残ります。
そのため、3の方法で日程を調整しつつ1と2を取り入れ、雨が降っても楽しめる式にするのがおすすめです。

それぞれ、詳しく解説していきましょう。

1.雨や季節を想定した演出・テーマにする

一番重要なのは、最初から雨や季節を想定した演出・テーマの式にすることです。

具体的な演出案は後述しますが、傘や雨粒など、「雨」を想起させるアイテムを積極的に取り入れましょう。

実は結婚式の雨には、「縁起が良い・幸せになれる」という言い伝えがあります。
「雨降って地固まる」のことわざのように、雨が降るからこそ夫婦の基盤がしっかりし、幸せな家庭を築いていける。そう思えば、雨ほど素敵な演出アイテムはないのではないでしょうか。

たとえ6月の結婚式を諦めて日程を調整しても、絶対に雨が降らないとは限りません。
天候のことで一喜一憂するくらいなら、いっそのこと雨を引き立て役にしましょう。

雨が降っても降らなくても、いい思い出になるよう、6月という季節ならではの結婚式を楽しむことをおすすめします。

2.全天候型や高層階の式場を選ぶ

全天候型や高層階など、当日の天候を気にせずにすむ屋内の式場選びも大切です。

庭園やビーチの式場は、晴れなければ思う存分楽しめません。
しかし全天候型や高層階の式場なら、天候を気にせず予定どおりのプランで式を行えます。

全天候型と呼ばれる式場は窓が大きく取られていたり、多彩な照明を用意していたりします。駐車場からチャペル・披露宴式場まで屋根がある式場なら、ゲストが雨に濡れる心配もないでしょう。

またホテルやビルの上階など、高層階にある式場もおすすめです。
式場によっては窓から海や緑、その地域の観光名所を眺められる場合があります。
夕方から夜にかけて行う式なら、夕焼けや夜景を楽しめるでしょう。

とくに都会の高層階の式場なら、雨の中でも幻想的に輝く夜景が式に花を添えてくれるはずです。雨に濡れた街の景色が美しく映える式場を探し、室内からレインウェディングを楽しむのもいいでしょう。

3.梅雨の時期を避けて式を挙げる

三つ目のポイントは、梅雨の時期をできる限り避けることです。

気象庁のホームページによると、平年の梅雨入り・梅雨明けは以下のとおり。

梅雨入り梅雨明け
東北・北陸・関東甲信越6月8日~14日ごろ7月21日~7月28日ごろ
近畿・東海・中国6月7日~8日ごろ7月21日ごろ
四国・九州北部6月5日ごろ7月18日~19日ごろ
九州南部5月31日ごろ7月14日ごろ
沖縄・奄美5月9日~11日ごろ6月23日~29日ごろ
出典:「令和2年の梅雨入りと梅雨明け(速報値)」より「平年」のデータを参考に記載

ただし、この方法は過去の統計を元にしているため、100%確実ではありません。また地域によっては、6月がすべて梅雨の時期にあたります。

各地域で梅雨を避けやすい日程
  • 東北・北陸・関東甲信越 → 6月1日~10日まで
  • 近畿・東海・中国 → 6月7日まで
  • 四国・九州北部 → 6月5日まで
  • 九州南部 → × 6月は丸々梅雨になるので難しい
  • 沖縄・奄美 → × 梅雨明け時期が遅いため難しい


北海道から本州・四国・九州北部 までの地域なら、6月上旬で日程を調整すれば梅雨入りを避けられるかもしれません。
ただし梅雨入りの時期は毎年変動するため、確実に雨を避けるのは不可能です。

6月上旬で日程を調整しつつ、雨が降っても対応できるようなプランを考えておくのがおすすめです。

■【経験者の声】梅雨の季節を活かしたおすすめの演出



ジューンブライドを成功させるためには、梅雨の季節を活かした6月ならではの演出で式を盛り上げようとお伝えしてきました。

ここでは、梅雨や6月にちなんだ演出の事例や、6月に結婚式を挙げた経験者の声を紹介します。

梅雨を活かした演出の事例

  • 色とりどりの傘を式場に飾り、梅雨を鮮やかに演出する
  • 百合や紫陽花など、6月に咲く花を装花やブーケに取り入れて6月らしさを出す
  • ドレスなどの衣装やテーブルコーディネートを紫陽花色の紫や青色で統一して、季節感を出す
  • お色直しではドレスにレインブーツをあわせて傘を差して登場する演出を入れてみる∟和装なら、着物に和傘をあわせる方法も

ジューンブライド経験者の演出事例(1)

「元々青と紫が好きなので、披露宴の装花やクロスなどのテーブルアイテムを寒色系で統一しました。ほかの季節でも寒色系を使うことはできますが、季節と色の一体感を思い切り出せるのは6月だけだと思います」

ジューンブライド経験者の演出事例(2)

「装花は青の紫陽花を中心にして、ドレスも水色をチョイスして青系で統一しました。またウェルカムボードのところにおしゃれな傘を置いて、最初からレインウェディングをテーマにしました。他の季節ではできない、オリジナルの式にできたのがよかったです」

どちらも6月=梅雨というイメージをうまく使って、6月にしかできない式作りをされているのが印象的でした。雨をマイナスなものだと思わず、式を演出する最高の引き立て役と考えて式を作るのが、後悔のないジューンブライドにするコツかもしれませんね。

■【2021年】ジューンブライドの費用・雨・コロナ対策を徹底解説

ここでは実際の経験者の声を参考に、これからジューンブライドを挙げる際に気になるポイントを解説していきます。

  • ジューンブライドの費用は高いのか、安いのか
  • 雨の中来てもらうゲストへの配慮
  • 新型コロナウイルスの感染対策


「ジューンブライドを挙げると決めたものの、梅雨や費用、コロナ問題が気になる」という人は、それぞれ参考にしてみてください。

ジューンブライドの費用は日程と式場で変動する

一般的にジューンブライド・6月の結婚式費用は、高くも安くもないと言われています。
なぜなら日本の結婚式のハイシーズンは、天候が安定している3月・4月・5月と9月・10月・11月だからです。

ただ地域によっては、6月上旬が梅雨入り前にあたります。
ジューンブライドへの思いから、あえて6月上旬の土日を選ぶ人もいるでしょう。また先述した全天候型の式場なら、雨を気にせず式を行えます。

そのため日程や式場によっては、6月でもハイシーズン並みの結婚費用がかかる場合もあります。実際、ジューンブライド経験者の中には、「6月・10月・11月は人気だから高かった」という声もありました。

このように、一般的にはハイシーズンでないとされる6月でも、想定より費用がかかる可能性は十分あります。

ゼクシィの結婚トレンド調査*によると、挙式、披露宴・ウェディングパーティの総額平均は、292.3万円。カップルの自己負担額の平均は、143.7万円でした。もちろん結婚式の規模によっても費用は変わりますが、平均を参考にして、余裕を持って費用を用意しておくと安心です。

*出典:「ゼクシィ 結婚トレンド調査2021調べ」

ジューンブライド経験者が語る!費用を抑える方法

ここではジューンブライド経験者に聞いた、費用を抑える方法をご紹介します。

「費用を抑える方法は、以下の2つです。

1. 直前の申し込みで費用が割引になる「直前割引」を活用
2. 平日や仏滅の日など、あまり人気がない日程を選ぶ

私も婚約者も会社員だったため、2の平日案はゲストの都合がつかないと思い、1の直前割引を活用して土日に式を挙げました。ただ直前割引は人気が高いため、埋まりやすい土日は早く予約する必要があります」

式場によっては、結婚式の3~4ヶ月前に申し込むと大幅な割引になる「直前割引」が受けられることがあります。場合によっては数十万円~100万円超の割引を受けられる可能性があるため、あえて直前に予約するカップルもいるようです。ゲストが少人数で都合をつけやすい場合は、直前割引も検討するといいでしょう。

ジューンブライド経験者が語る!雨対策

ジューンブライドは梅雨の時期なので、天候にかかわらず雨対策は必須です。

具体的な雨対策

  • 雨が降ると想定した屋内の式場選び(挙式と披露宴会場はできる限り同じ場所にして、移動の負担を減らす)
  • 遠方から来るゲストや着物、高齢者などゲスト一人一人を想定した送迎車両の用意
  • 受付やお手洗いにタオルを用意しておく
  • ゲストがヘアセットを直せる場所、ドライヤーやヘアアイロンの用意をしておく
  • 引き出物を持ち帰る際のビニールカバーの手配


どこまで業者で対応してもらえるのか、対応してもらう際はどのような費用がかかるのかを確認しておくといいでしょう。

◆ジューンブライド経験者の声
「女性はドレスや着物を着るので、濡れたときにふけるタオルの準備は必須です。またヘアメイクと会場が同一の場所でない場合、タクシーの手配はしてもらえるのか・その費用は追加でかかるのかを事前に聞いておきました。雨が降ってもゲストに不快感を与えない配慮は必要だと思います」

【ジューンブライド】6月結婚式を成功させる3つのポイントでもお伝えしていましたが、6月の結婚式は雨が降る前提で準備することが大切です。ゲストの年齢や着る物、住んでいる場所など、一人一人の事情を考慮した雨対策をしましょう。

コロナ禍の結婚式経験者が語る!コロナ対策

結婚式のコロナ対策では、以下3つのポイントに気をつける必要があります。

1.業者への確認
・感染拡大で結婚式を延期・中止する際のキャンセル料や日程変更料の有無
・割引プランを適用している場合、延期で割引はどうなるのか

2.ゲストへの配慮
・ゲストへ配るマスクや除菌ジェル・アルコールスプレーの用意
・食事中にマスクを入れておけるマスクケースの用意
・披露宴のレイアウトを工夫して、ソーシャルディスタンスを確保

3.ライフプランの確認
・ジューンブライドで延期する場合は、1年後の6月に延期でいいのか、妊娠・出産の計画を考慮して決める

とくに1と2は業者への確認が重要になってくるため、事前にしっかりと契約内容を確認しておきましょう。2はほとんどの業者で対応しているはずですが、マスクやマスクケースの用意で費用はどう変わるのかも聞いておくといいでしょう。

また、withコロナ時代のジューンブライドで気になるのは3です。実際にコロナ禍で結婚式の予定を6月から1月に変えた経験者の声を紹介します。

◆ジューンブライドを予定していたものの、1月に延期した経験者の声

  • 「自分の年齢やライフプランをふまえたうえで、元々結婚してから1年以内に挙式をしたいと考えていました。だから翌年6月に式をする選択肢はなく、ジューンブライドの青・紫の雰囲気を出せる冬に延期しました」

6月の結婚式を延期する場合は、1年先まで挙式を待てるのかという問題が出てきます。
年齢的に、結婚して早く子どもを持ちたいと考えるカップルもいるでしょう。
その場合は妊娠・出産を優先して、子育てが落ち着いてから挙式をする方法もあります。

筆者の友人でも、結婚後すぐに妊娠が発覚し、子どもが2歳になってから挙式をした夫婦がいます。ジューンブライドを延期する際は今後のライフプランをよく考え、カップルにとって最善の方法を検討してくださいね。

■まとめ



ジューンブライドを成功させるためには、「雨は降る前提」でプランを練ることが大切です。
傘や紫陽花といったアイテムを取り入れたり、雨が映える式場を選んだりして、雨を引き立て役にする式を作りましょう。

ジューンブライドは、式場や日程によって結婚式費用が高くなることもあります。
気になる式場があれば早めに確認し、雨・コロナ対策とあわせて余裕を持って準備しましょう。

結婚式の日程は、妊娠や出産といったライフプランを考えたうえで決める必要があります。
事前にファイナンシャル・プランナーへライフプラン相談をしておき、後悔しない結婚式を挙げてくださいね。

※この記事は2021年4月時点の法律・情報に基づき作成しているため、将来、法律・情報・税制等が変更される可能性があります。

執筆者

服部 椿

服部 椿

プロフィール:FP分野専門のフリーランスライター。
子育て中のママFPとして、子育て世帯に役立つ家計や投資、お金に関する情報を発信中。
保有資格:2級FP技能士

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