教育・子育て

【2021年夏休み】子供とのおうち時間はこう過ごす!アイデア一覧

【2021年夏休み】子供とのおうち時間はこう過ごす!アイデア一覧

子供にとっては楽しい夏休み!ですが、コロナが収束しない今年は、まだまだおうち時間が長くなりそうです。

そんな家庭にオススメなおうち時間の過ごし方についてまとめました。
幼稚園と小学校の教員免許を取得した筆者が、子供の興味・発達段階からみてもオススメできる8個プラスαに厳選しています。

一方子供との過ごし方は大事ですが、大人にも息抜きは必要です。時にはテレビなどに頼りつつ、今年の夏休みを楽しく切り抜けましょう。
後半はレジャー費に対する考え方にも触れています。ぜひ参考にしてください。


幼児~小学生にオススメ!おうち時間の過ごし方

材料費があまりかからない遊びを中心に、いくつかご紹介します。子供や年齢によって興味はさまざまなので、いくつか試してみてください。

①ジェスチャーゲーム

最初は大人が紙に絵を描いて、くじのように箱に入れます。順番に紙を引いて描かれている絵をジェスチャーで表現し、当てあいっこするのです。
慣れてきたら子供にも絵を描いてもらいましょう。絵を見た時点で違うものを認識することもありますが、それをあてるのも楽しいもの。

もちろん絵ではなく、文字で書いてもOKです。一番下のお子さんに合わせてあげれば、家族みんなで楽しめますよ。

②宝探しゲーム

ポストに届いた紙を読むと、「ダイニングテーブルの裏」と書かれている文字が。ダイニングテーブルの裏に貼ってある紙には、「ブロックの箱の中」。そのすべてをたどった先には宝物(お菓子など)が入っている…。そんな宝探しゲームは、家の中でも存分に楽しめます。遊びに慣れた頃は、レベルアップしてなぞなぞに変えるのもオススメです。

<なぞなぞ例>

  • あさはほそくなって、よるにふとるものはなに?→カーテン
  • ごみをたべてくれるものはなに?→ゴミ箱
  • さむくてふるえているかぐはなに?→テーブル
  • むしばがあるくちで、うたをうたうものはなに?→ピアノ
  • パンはパンでもたべられないパンはなに?→フライパン
  • 10ぴきのタイがのっているものはなに?→体重計


なぞなぞを少し加えるだけで、かなり長く遊べます。きょうだいでも協力しあえるのでオススメですよ。

③誰でしょうゲーム

スマホに保存された写真の一部を拡大し、これは誰?とあてるゲームです。
とても単純ですが、意外に難しくて盛り上がります。そのほか、建物や風景の一部を拡大して「ここはどこ?」という問題にも。

大人はスマホで過去の写真を見ることがありますが、子供はあまり自分の写真をみていないという家庭も多いです。赤ちゃんの頃や遊びに行ったときの写真を見ると、思い出を共有できて楽しいですよ。

④文章作成ゲーム

文字に興味を持ちはじめた頃にオススメなのが、文章作成ゲームです。
用意するものは、空き箱5つ・紙・ペンだけ。紙には、大人と子供が考えた5w(誰が、いつ、なぜ、どこで、何をする)をひとつずつ書いて、それぞれ箱に入れます。(「なぜ」の項目は難しいので、すべて大人が書いたり省略したりしてもOKです。)
まだひらがなが書けない時期は、子供が考えた単語を親がかわりにかいてあげましょう。

箱から1枚ずつ引いていけば、文章が完成するという遊びです。
支離滅裂な文章になっていてとても面白いのですが、それだけではありません。実はこれからの国語・英語能力につながる遊びでもあるのです。
5wを意識した文章作りの基礎になるので、楽しく文章能力がつけられますよ。

⑤カルタ作り

同じく文字に興味があり、物を作るのが好き・集中力があるという子供には、カルタ作りもオススメです。カルタの文言を自分なりに考え、それに合う絵を描いてカルタをつくります。「あ」が2つあってもいいし、「い」が抜けていてもいい。46音にこだわる必要はありません。文章を考えたり読み札を聞いて探したりするだけで、普段のカルタとは違う楽しみ方になります。

実は国語の目標及び内容の中には、「語と語や文と文との続き方に注意しながら、つながりのある文や文章を書くこと。」というものがあります。遊びのなかで言語能力を養えるので、国語能力の面からもオススメです。

⑥おうちでグランピング

体を動かすのが大好きな子供で庭がある場合、おうちでグランピングをするのもひとつです。
テントなどのアイテムがあると楽しいですが、日陰にテーブルとイスを出すだけでもアウトドア気分が味わえます。夏休みはプール遊びをする家庭が多いですし、それにプラスしてグランピング空間を作れば、遊べる時間はぐっと増えます。
バーベキューが苦手なら、外でごはんを食べるだけでも楽しいですよね。

ただしベランピング(ベランダでグランピングをすること)には注意が必要です。マンションのベランダは基本的に共用部分となっていて、制約があるのが一般的。たとえば消防法では、ベランダに大きな荷物を置くことを禁止しています。もし火災が発生したときに、他部屋の住人の避難経路をふさぐことになるからです。

マンションの使用規則でも、芝生やイス、テーブルなどを禁止している可能性があります。規則では禁止されていなくても、全く危険がないわけではありません。たくさんの物を広げるベランピングは避けた方がいいでしょう。

⑦お店屋さん(縁日)ごっこ

ごっこ遊びの中でも、お店屋さんごっこは金育につながります。物作りが好きなら、商品やお金も手作りしてみましょう。
定番のお店屋さんごっこですが、夏休みは一味変えて「縁日遊び」がオススメです。焼きそばやポテト、駄菓子などの本物を揃えれば、家の中でも縁日を楽しめます。おこさまランチについていたおもちゃが眠っている家庭も多いのでは?そんなおもちゃは、あてものの景品にしてみましょう。
お祭りや花火大会に行けないのは寂しいですが、浴衣や甚平を着て少しでも気分を味わいたいですよね。
手作りのお金をつかって商品のやりとりをすれば、お金について学ぶ機会にもなります。

⑧部屋の模様替えや大掃除

長い時間をおうちで過ごす夏休みは、家を居心地のいい空間にしたいと思っている方も多いはず。そこで、子供と一緒に模様替えをしてみるのはいかがでしょうか。

子供の年齢によっては、新たに子供部屋を作ってみるのもオススメです。すでに自分の部屋があるなら、模様替えをしながら収納場所を決めてもらうことで、自分で片付けやすくなることも。大事なのは子供と一緒にすることです。過去の絵や作品が出てきて進まなくなることもありますが、それもまた親子で思い出を振り返る、かけがえのない時間となります。

最近では夏休みに、「おうちの人のお手伝いをする」という宿題を出されることが多いです。料理や洗濯などを手伝ってもらうのもいいですが、本音を言うと「やってもらうと逆に手間が増える」という方も多いのでは。その点、模様替えからの部屋の片づけだと、単純に戦力が増えるのでお手伝い宿題にもオススメですよ。

番外編:オンラインの習い事

オンラインの習い事にチャレンジしてみるのもひとつです。ICT教育の普及やコロナの影響で需要が増え、数も種類も増えてきました。
なかでも、2020年の教育改革で小学校の必修となった英語教育やプログラミングは、オンラインの授業と好相性です。

学校の授業前なら学習に対するハードルが下がりますし、すでに授業がはじまっていても、その補助となりそうですね。


おうち時間が長い夏休みは、レジャー費を節約できるチャンスなの?

おうち時間が長い夏休みは、レジャー費を節約できるチャンスなの?
いつものようにおでかけができない夏休みは、自然と節約ができている家庭も多いです。旅行や外食をしないとレジャー費が浮くため、「その分いつか豪華に旅行しよう!」と貯金に回している家庭もあるかもしれません。

しかし育児をしていると痛感するのですが、今の年齢の子供と過ごす時間は、今しかありません。去年と同じ遊びに違う反応をする子供たちを見ていると、いかに子供にとっての1ヶ月が貴重な時間なのかを実感するのです。

当たり前のことですが、〇歳の子供は今しかいません。そう考えると、今年使うはずだったレジャー費をすべて未来に回すのではなく、今の楽しみにも使いたいと思えませんか?

上で紹介した過ごし方以外に、少し贅沢な時間の過ごし方をしてもいいかもしれません。たとえば普段買わない食材を買ってきて、子供と一緒にオードブルを作ってみる。好きなフルーツを選んで豪華なフルーツサンドを作ってみる。3日間の献立を自由に決めてもらう…など、食事に特化するのもありです。

模様替えで思い切って好きな家具を選んでもらうのもひとつでしょう。無理にお金をつかう必要はありませんが、「〇歳の子供と過ごした思い出」は、おうち時間でもたくさん作れるはずです。

そのためには、普段から家計管理をできていることが大切。毎月の収支、もしくは例年の夏休みにかけているレジャー費が把握できていれば、おうち時間のプチ贅沢に回せるかどうかがすぐにわかります。
この機会に、一度家計についても振り返ってみましょう。

家計はお金の専門家、ファイナンシャル・プランナー(FP)に診断してもらうこともできます

夏休みのおうち時間は家族で過ごす貴重なひととき

夏休みのおうち時間に、オススメしたい過ごし方をご紹介しました。
いくつか厳選しましたが、とくにお伝えしたいのは次の2点です。

  • 工夫をすれば、おうちの中でもお金をかけずにいろんな遊びができる
  • 余ったレジャー費をすべて貯金に回さず、プチ贅沢に使うのもひとつ。そのためには家計の把握が何より大事!


長い夏休み、どう楽しませてあげたらいいか悩む方にとって、少しでもヒントになればうれしいです。あまりおでかけできないのはつらいですが、それだけが思い出作りではありません。振り返ったときに今年の夏休みが温かい思い出になっているよう、今しかない子供との時間を大切にしたいですね。



※この記事は2021年7月時点の法律・情報に基づき作成しているため、将来、法律・情報・税制等が変更される可能性があります。

出典

「学習指導要領「生きる力」」(文部科学省)
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/syo/koku.htm

「特定共同住宅等の構造類型を定める件(平成17年消防庁告示3)」(総務省 消防庁)
https://www.fdma.go.jp/laws/kokuji/post39/

執筆者

ニッセンライフ編集部

ニッセンライフの編集部に所属する、働く双子ママ。
「遊びたい盛り、食べたい盛り、論破したい盛り」の双子を育てながら、
子育て世代の心が軽くなるような情報を発信しています。

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