教育・子育て

【人見知りにオススメ】初めての習い事にオンラインを選んでみた感想

【人見知りにオススメ】初めての習い事にオンラインを選んでみた感想

コロナ禍の今、子供の習い事をはじめるタイミングが難しいですよね。
わが家にも5歳の双子がいますが、周りがどんどん習い事をはじめる一方、感染リスクが気になり「今じゃなくてもいいかな」と躊躇していました。

そこで目をつけたのが、オンライン習い事。自宅にいながら習い事ができ、さらに月謝も割安ということで、思い切って申し込んでみました。
とはいっても、初めての習い事がオンラインってどうなの?
うちの子は人見知りだし、ちゃんと先生とコミュニケーションをとれるか不安…。

そんな思いではじめたオンラインでの習い事、体験談と正直な感想をまとめてみたいと思います。同じように悩んでいる方がいれば、ぜひ参考にしてください。

関連記事:塾や習い事の費用はいくらかかる?費用の相場や平均、人気度まとめ

オンライン習い事の選び方

まずはどんな習い事にするかを選びます。オンラインと相性がいいとされるのは、英会話やプログラミング。他にはピアノやヨガなどどんどん増えています。
わが家は子供が興味を持っていた英会話にしましたが、子供や年齢によって選ぶ習い事は違うと思います。モチベーションを保てるよう、一番はお子さんの興味を優先してあげたいですね。

どんな習い事にするかが決まれば、次は教室選びです。項目ごとに比較のポイントをまとめてみました。

サポート体制

もっとも重要なのがサポート体制の有無です。
対面形式の習い事と違い、最初から画面越しでやりとりするオンラインでの習い事。とくに英会話なら、いきなりネイティブの先生と話すことになるので、正直戸惑うことが多いです。

「次の予約はどうするの?」「プランの変更はどうしたらいい?」そんな疑問がでてきたときに、講師とは別にサポートしてくれる窓口があれば安心です。
ホームページにサポート体制が書かれているか、チェックしましょう。

月に何回受講する?

教室によって違いますが、だいたいのところは月あたりの回数でプラン(月謝)が変わります。オンラインの習い事は月謝が安いことが多く、わが家の場合は週2回の受講でも予算内でした。でもなんといっても初めての習い事。詰め込んでモチベーションが下がるのは避けたいと思い、まずは週1回(月4回)にしました。

受講数を増やしたい場合は次月から変更できるので、やる気に合わせて変えられます。同じように回数に迷う場合、柔軟にプランの変更ができるところを選んでみてはいかがでしょうか。

予約や振替の方法

次回授業の予約方法や、もし欠席になった際の振替についても、事前にチェックしましょう。
オンラインは曜日固定ではなく、授業が終わるごとに次回の日時を予約するところが多いです。
うっかり予約するのを忘れた…というのが不安な場合は、曜日が固定されているところを選ぶと安心です。

また欠席した際の扱いは、教室によって違いがでるポイント。振替がまったくできないところもあれば、事前に欠席連絡すれば振替可能なところ、当月内であれば振替可能なところなど、さまざまです。

時間の融通が利きやすいオンライン習い事でも、欠席の可能性は0でありません。きちんと確認しておきましょう。

きょうだいでの受講

わが家は双子なので、きょうだいが一緒に受講できるかどうかも重視しました。小学校低学年までなら、年の差きょうだいでも一緒に受講させたいと思う方が多いですよね。

きょうだいの取扱は教室によって

  1. きょうだい同時受講は不可
  2. きょうだい同時受講は可能で、月謝も変わらない(もしくはきょうだい割引)
  3. きょうだい同時受講は可能だが、月謝は2人分

などさまざまです。

わが家が選んだ教室は、3の同時受講&月謝が2人分のタイプです。月8回のチケットをきょうだいで分け合えるので、同時に受講してもいいし、バラバラで受講してもいい。その日受講できなければ、もう一方の子(もしくは親)が受講してもいいという制度なので助かります。

きょうだいを一緒に受講させるかも、希望に合わせて選びましょう。

講師の顔写真が載っている

講師の顔写真が載っているところは安心感が高いです。習い事が初めてという場合、不安を感じてしまうお子さんがいるかもしれません。子供は見通しが持てないことに不安を感じるので、「だれと」「何をする」かがわかるだけで、ぐっとハードルが下がりますよ。

もし初めての習い事で不安を感じている場合は、「講師の顔写真が載っているところ」「授業の流れが具体的に紹介されているところ」をポイントとして選べば、親子ともに安心できます。

わが家は興味のあることにチャレンジさせることが目的だったので、これらのポイントで検討しました。もし習い事の目的が学力をつけることなら、「個別のカリキュラム作成が長けていること」が比較ポイントになるでしょう。苦手克服や小学校入学準備、学校の補助などの目的によって、教室選びのポイントも変わります。習い事の目的を意識しながら、いくつかの教室を体験・比較してみてください。


やってみてわかった、オンライン習い事のメリット

やってみてわかった、オンライン習い事のメリット
コロナ禍でも受講しやすいという理由ではじめたオンライン習い事ですが、たくさんのメリットを感じています。
一番は、人見知りのわが子も初回からきちんと話せていたことです。ネイティブの方と接する機会がないので戸惑うと思ったら、初めて対面した先生に開口一番、「Hello!」と答えられたのには驚きました。

テレビやYouTubeに慣れている現代っ子は、もしかすると画面越しの方が緊張しにくいのかもしれません。あくまでもわが家での場合ですが、人見知りでも大丈夫でした。

その他のメリットもまとめてみます。

  • 送迎が不要でラク
  • 授業の直前直後にほかのことができるので、時間を有効活用できる
  • 先生の交代や、体験だけでの終了も申し出やすい
  • 子供の様子を近くで確認できる
  • 月謝がクレジット払い(対面形式では現金でやりとりする教室が結構あります)

これらはやってみないとわからないメリットばかりでした。
ただしやってみて感じたデメリットもあるので、次はこちらをまとめてみます。

対面形式の習い事に比べたデメリット

一番感じたデメリットは、集中力が続きにくいことです。オンラインだと少し体をずらせばカメラの外。そんな状態で、30分ずっと画面の前に座るのは難しいものです。ちょっと気になることがあれば、カメラの外で触ったり立ったりしてしまいました。

「だからオンラインは合わない」とするのではなく、小学校入学前にわが子の集中力を知れてよかったと捉え、徐々に慣れていきたいです。対面形式ならずっと先生に面しているので、自然と集中力がつくのかもしれませんね。

他のデメリットもまとめてみます。

  • 同じ習い事に通う友達ができない
  • 習い事中、家族が物音に気をつかう必要がある
  • PCやタブレットなどの端末、ネット環境が必要

とくに環境を整えてあげる点は、意外と労力がかかるかもしれません。


オンラインの習い事、親として気を付けたいこと

オンラインで習い事をするにあたって、気を付けたいポイントをまとめてみます。

端末操作は親がする

子供の年齢にもよりますが、基本的にPCなどの端末操作は親がした方がよさそうです。Skypeやzoomなど、使うツールの使い方を予習しておきましょう。

ただし、一部の英会話教室やプログラミング講座では、PCを操作しながら受講する形態もあります。この場合は子供とPCの使い方について話し合っておきましょう。

手助けしない

端末操作以外、基本的に親はノータッチでいるのがオススメです。
答えにつまるたび助け船を出したくなりますが、ぐっと我慢。対面形式の習い事は子供と先生だけの授業なのですから、オンラインも同じだと思うのです。

わが家が受講している英会話教室では、初回から聞きなれない英語で質問が飛んできました。当然子供は戸惑って答えられないのですが、先生は言い方を変えながら(徐々に日本語を増やしながら)何度も優しく聞いてくれます。ひらめいたときの子供たちはとてもうれしそうで、手助けしないでよかったと実感しています。

子供の思いに寄り添う

何のために習い事をするかによって、教室の選び方は変わると言いました。しかし習い事の目的は年齢とともに変化するので、どこかの時点で切り替えが必要になることもあります。一度お気に入りの習い事が見つかれば、親としては安心するもの。しかし常に成長している子供たちが、ずっとその習い事で満足できるとは限りません。

プランの変更からレベルアップ、もしくは対面への切り替えなど、成長とともに選択肢が出てきます。常に子供の思いに寄り添って、モチベーションを保つ手助けをしたいですね。

初めての習い事に“オンライン”を選んでもいい!

オンライン習い事の体験談についてまとめてきました。
わが家の子供たちはとても人見知りで、初めて会う人には固まりがち。ですが、オンラインだとスムーズにはじめられました。同じような理由でオンラインの習い事を迷っているなら、一度体験してみることをオススメします。

その際、サポート体制が整っていることは必須条件です。あとは習い事の目的やきょうだいの有無などで希望条件を決め、教室を比較しましょう。

メリットデメリットはあるものの、わが家は初めての習い事がオンラインでよかったです。コロナが落ち着くまで待つのも一つですが、子供はどんどん大きくなる一方。その時々でチャレンジしたい気持ちを大切にしたいですね。

関連記事:【2020年教育改革】子どもの習い事、教育費はどうなる?改革の内容と家庭に与える影響とは

※この記事は2021年7月時点の法律・情報に基づき作成しているため、将来、法律・情報・税制等が変更される可能性があります。

執筆者

ニッセンライフ編集部

ニッセンライフの編集部に所属する、働く双子ママ。
「遊びたい盛り、食べたい盛り、論破したい盛り」の双子を育てながら、
子育て世代の心が軽くなるような情報を発信しています。

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