教育・子育て

子育てで大切なこととは?子供だけでなく親にとって必要なこともご紹介!

子育てで大切なこととは?子供だけでなく親にとって必要なこともご紹介!

子育てにとって大切なこととは何でしょうか?子育てにはさまざまな方法があるからこそ、何を大切にすれば良いのかが分からず悩んでしまうものです。この記事では、子育てを経験してきた人が大切にしていることや、子育て論の取り入れ方について解説します。さらに、子育てをしていく上で親にとって必要なことについても紹介するので、参考にしてみてください。

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子育てで大切なこととは? 


有名な子育て論の一つとして、「ネイティブ・アメリカンの子育て四訓」というものがあります。そこでは、子育てのポイントとして重要なのは、以下の四つであるとされています。 
 
・乳児は肌を離すな 
・幼児は肌を離して手を離すな 
・少年は手を離して目を離すな 
・青年は目を離して心を離すな 
 
子供の成長過程に合わせて意識するべきことを説いたこの教えは、国が違っても子育ての本質は同じであることを教えてくれます。 
それでは、これらの成長過程を通した子育てにおいて具体的にどのようなことが大切と考えられているのでしょうか。 

子供の自己肯定感を育む


子育てにおいて大切なことの一つに、子供の自己肯定感を育むことがあります。子育ての最終的な目標は子供を自立させることです。子供が大人になるにつれて、親子で過ごす時間は次第に減っていきます。そのため、子供が1人でも生きていけるような状態まで育ててあげることが子育てのゴールといえるでしょう。 
子供は、親だけでなく友達や地域の方など周囲とコミュニケーションをとる機会が多くあります。その中で親に与えられた役割は、どのようなときでも子供を認めて、味方でいてあげることでしょう。子供は認められることで、「自分は愛されている、だから大丈夫」と思う気持ちが生まれ、自己肯定感を育むことができます。自己肯定感を高めることで自信を持ちやすくなり、自分の意見をしっかりと発言できること、困難にも勇気を持って挑戦できることにつながっていきます。それでは、子供の自己肯定感を高めるために、親は何を行えば良いのでしょうか。 
 
まずは、子供の全てを肯定するようにしましょう。大人と同じように、子供にも良いところと悪いところがあります。特に子供はまだ善悪が分からないことが多く、特に意識をしないまま悪いことをしてしまいがちです。そのようなときでも、まずは子供が行ったことを認めてあげることが大切です。子供を認めた上でなぜそうしてしまったのか理由を聞いたり、ルールを教えたりすることで、自己肯定感を下げずに善悪を理解させることができます。 
 
次に、自己肯定感を高めるためには子供と接する時間を意識して作ることが大切です。子供と接する時間を増やすことで子供の甘えたい思いに応えることができます。甘えというとよくないことのように思えますが、子供の自己肯定感を高めるためには甘えに応えることが非常に重要です。 
子供を甘えさせるというのは、困っている子供の手助けをしたり、「これを見て」「だっこして」などの情緒的な要求に応えたりすることです。ただし、甘えさせることが大切な一方で、甘やかすのはよくありません。甘やかすというのは、子供のやることに干渉しすぎたり、「あれを買って」などの物質的な要求に応えすぎたりすることです。
”甘えさせる”と”甘やかす”を一言で説明するならば、”甘えさせる”とは子供のペースで物事を進められるようにすること、”甘やかす”とは大人の都合によって子供をコントロールすることです。一見似ているようで本質的には全く異なるため、違いを理解して子供を甘えさせることで、自己肯定感の育成につなげましょう。 
 
また、子供の自己肯定感を高めるためには、スキンシップも効果的です。子供をしっかりと抱きしめる、手を握るなどのスキンシップにより、子供が抱いている「甘えたい」という欲求を満たすことができます。その結果、「自分は愛されている」という自覚を持つことにつながり、自己肯定感が育まれていきます。特に子供が小さいうちは、しっかりとスキンシップを取って愛情を届けましょう。 

子供の人生を尊重する


子供は親が守るべき存在であることは、間違いありません。そのため、時に子供のやることについ干渉しすぎてしまうこともあるでしょう。しかし、子供を対等な人間として扱い、子供の人生を尊重することが子育てにおいては重要です。 
 
1人の人間として子供と向き合い、親の意見を押し付けることなく子供のやりたいことを尊重するようにを心がけましょう。「偏差値の高い大学に入ってほしいから勉強を頑張ってもらう」「有名になってほしいのでスポーツを習わせて上達させる」など、子供を自分の思い通りにしようとしてはいけません。子供の幸せは子供が自ら見つけるもので、親が一方的に決めるものではありません。子供が歩む人生は親のものではなく、子供自身のものだということを忘れないようにしましょう。 
そして、親は指示ばかり出すのではなく、子供が自ら行動するのを待つことも大切です。親が指示を出してばかりいると、子供は自分で考えることをやめ、自ら行動しなくなるでしょう。子供が自立して自らの人生を歩めるようにするためにも、親は子供がやりたいことを考えている時間や動き出すために準備している時間を大切に見守ってあげましょう。 

親が子育てを楽しむ


子育てにおいてもう一つ大切なことは、親が子育てを楽しむことです。親が子育てを楽しむことができれば、子供と楽しく幸せに過ごす時間が長くなります。親自身の個性がさまざまであるように、生まれてくる子供もそれぞれ個性を持っているので、誰にでも確実に役に立つ子育てマニュアルのようなものは存在しません。理想的な育児のイメージにとらわれて、自分の育児と他人の育児を比較して落ち込むようなことはせずに、自分なりの子育てを楽しみましょう。 

「子育て論」は適切に取り入れよう


育児の界隈では、科学的な根拠に乏しく怪しい子育て論が根強く存在しています。「モーツァルトを聞かせると頭がよくなる」、「3歳までに絶対音感や英語を身に付けさせなければならない」、「子供のアトピーにステロイドは悪影響」など科学的根拠に基づいていない子育て論が後を絶ちません。 
 
育児界隈にはびこるおかしな子育て論に親が惑わされないためには、情報の事実確認をする習慣を身に付けて、正しい情報に基づいた行動をする必要があります。しかし、情報の事実確認といっても子育てに忙しい親が論文を一つ一つ読み根拠を調べることは難しいでしょう。忙しい日々の中で手軽に実践できそうな子育て論を目にしたら、根拠がなくても実践してみたくなるかもしれません。そこで、怪しい子育て論を見破る方法と惑わされないために親ができることについて解説します。 

怪しい子育て論を見破るためにチェックしたいこと

怪しい子育て論では、効果を断言していることが多いですが、科学においては効果を断言することが難しいケースが多々あります。また、仮説はあるものの実証されていないケースもあります。そのため、「この方法を取り入れれば子育ての全てを解決できる」とはっきりと主張することは難しいです。 
特に、育児には正解がありません。子供や親が違えば、適切な子育ての方法は変わります。だからこそ、「これさえやれば解決できる」と効果をはっきりと主張している子育て論は怪しいため注意しなければなりません。 
また、怪しい子育て論では脅す文言を多用しがちです。怪しい子育て論は、信者を「貴重な情報を見つけられた優秀な親」であると評価するとともに、信者以外を批判する傾向にあります。その結果、この子育て論を実践しないのは愚かだ、実践しないと不幸になるなど、脅しの文言が目立つのです。 

怪しい子育て論を信じないために親ができること

怪しげな子育て論を親が信じないために、できることは何でしょうか。まず、自身の睡眠時間を十分に確保するようにしましょう。人間は睡眠時間が減ると、判断力が鈍ります。特に小さな子供を育てているあいだは、睡眠時間が減りやすいものです。本当にやるべきことを厳選し、できるだけ睡眠時間を確保することで適切な判断力を持つことができ、怪しい育児論に騙されてしまう可能性を抑えられます。また、育児に対してこだわりを持ちすぎないことも大切です。子供に健やかに育ってほしいという気持ちがあるのは、親として当たり前のことでしょう。しかし、子供はこうあるべき、だから親はこうあるべきというこだわりが強すぎると、柔軟な判断ができなくなります。 
強いこだわりに縛られ、完璧な育児を追い求めるあまり、怪しい子育て論にハマるケースも少なくありません。育児に正解はないことを意識して、子育て論より目の前の子供に向き合うことを意識しましょう。 

親である自分自身を大切にしよう

子育てのために親である自分自身も大切にしましょう。子育てがうまくいかず、つい子供を怒ってしまい後悔することもあるかもしれません。しかし、自分自身を責めてばかりでは良い子育てはできなくなります。自分自身を褒めて、つらいときには助けを求めることが大切です。 

頑張っている自分を褒めて自信を持つ

頑張って仕事で成果を出してきた人でも、育児をするとどんどん自信をなくしてしまうことがあります。それは、子育てでは明確な成果が見えにくいからです。子供がいうことを聞いてくれない、ごはんを食べてくれないなどという悩みがあると、自分の子育てがうまくいっていないと感じ落ち込むことがあるでしょう。 
しかし、そもそもしっかりと子育てを継続できているだけで褒められるべきことです。うまくいかないと感じることがあっても、親は自信を持って良いのです。自信を持つことで、子供の目に映る親の姿も明るく元気に見えます。それは、子供の自己肯定感向上にもつながるので、まずは親として頑張っている自分自身を褒めて自信を持ちましょう。 

周囲の力を借りる

親が自分自身を大切にしようと思っても、忙しく余裕がない場合もあるでしょう。子供を気にかけているので自分のために使える時間はないというケースも珍しくありません。そのような場合は、地域の一時預かり事業やベビーシッターや家事代行などの外部サービスの利用を検討してみましょう。ストレスが溜まりすぎると、子供に対しても余裕のない接し方をしてしまいます。リフレッシュできる休息時間をつくるために、周囲の助けを借りることは効果的な方法です。 
 

子供も自分自身も大切に

子供に愛情を注いで自己肯定感を高めること、子供の人生を尊重することは、子育てにとって大切です。ただし、それだけでなく親自身のメンタルや体調が安定していることもとても大切です。なるべく親自身にストレスがかからないよう、自分を褒めたり周囲の力を借りたりしてみましょう。 


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