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なぜ意味がないと言われるのか?ファイナンシャル・プランナー(FP)相談の真相

なぜ意味がないと言われるのか?ファイナンシャル・プランナー(FP)相談の真相

ファイナンシャル・プランナー(FP)とは、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度、投資など幅広い知識を持つお金のプロフェッショナルで、相談者の収入や資産、負債などの情報をもとに改善方法の提案などを行います。

FPを紹介してくれる会社は数多くあり、無料のものもあれば有料のものもあるため、どこで相談するか悩むこともあるでしょう。
初めてFP相談を検討するときは、金融商品を押し売りされるのではないか、相談して本当に解決できるのか、など不安や疑問に思う方もいると思います。

このコラムでは、ファイナンシャル・プランナーに相談する前に注意しておきたいポイントとファイナンシャル・プランナーを最大限に有効活用する方法について解説します。

ファイナンシャル・プランナー(FP)相談が「意味がない」と言われる背景

ファイナンシャル・プランナーに相談したけど意味がなかったと感じられる方も一定数いらっしゃるようです。
その理由として、利用したお客さまとファイナンシャル・プランナーとの不一致が大きな要因として考えられます。
不一致とはどういったものなのか詳しく解説します。

無料相談の仕組みとビジネスモデル

ファイナンシャル・プランナー(FP)への相談が「意味がない」と言われる理由の一つに、無料相談の仕組みがあります。

無料相談を行うFPの多くは、自身の報酬を保険商品や金融商品の販売手数料などから得ています。
提案した商品を相談者が契約(購入)すれば報酬が得られるため、無料相談は顧客を増やすきっかけになります。

アドバイスが特定の商品に偏る可能性もあり、中立で幅広い視点に基づいた提案を受けられないのでは、と感じる相談者がいるのです。
その結果、「無料」という言葉が持つ安心感とは裏腹に、不満を感じる人も少なくありません。

商品提案の偏りが引き起こす問題

FP相談でよくある問題として、提案が特定の保険商品や金融商品に偏ることが挙げられます。
この原因は、FPの所属する企業や業務委託契約によって提案する商品が制約される場合があるからです。

例えば、保険会社に所属するFPの場合、自社商品を優先して提案するケースが多くなります。
相談者側からすると、自分に最適な提案ではなく、FPにとって都合のいい商品を勧められているように感じることがあります。
このような不信感が、「FP相談は意味がない」と思われる一因となっています。

自己解決が可能な場合との比較

FP相談が「意味がない」と感じられるもう一つの理由として、自己解決が可能なケースが挙げられます。
最近ではインターネットや書籍を通じて、家計管理や資産運用に関する情報を簡単に手に入れることができます。
そのため、自己学習で必要な知識を得られると考える人が増えています。

もし、FPの助言に一般的な情報を超える価値を感じられない場合、費用や時間をかけて相談する意味が薄いと判断されることがあるのです。
特に、基礎知識を持っている人にとって、FPから得られる情報の新鮮さや具体性が欠けている場合には、FP相談の価値が見いだせない可能性があります。

期待値の違いによるギャップ

期待値の違いも、FP相談が「意味がない」と感じられる背景の一つです。
相談者は、自分の現状や課題にピッタリ合った解決策を期待しますが、FPが提供するアドバイスが一般論に終始すると満足感が得られません。

また、相談前に明確な目標を設定していない場合、FPが提案する解決策が相談者の期待とかけ離れていると感じることがあります。
特に、特定の商品提案に重点を置いた相談を受けた場合、自分が抱えている本当の悩みが解消されないことに不満を抱くことが多いです。
このようなギャップがFPへの不信感を生み出し、その結果「相談は意味ない」と言われることにつながっています 。

FPナビではお客さまが抱える悩みにあわせて最適なFPを紹介する「おまかせ申込」を実施しています。
何度でも無料でFPに相談ができるので、お客さまが抱える漠然としたお金の悩みをFPが丁寧にヒアリングを行い、問題解決の目標の設定から、解決方法のアドバイス・提案まで行うことができます。

FPに相談してみたいけど、どこで・誰に相談したらいいのか迷っているという方は、ぜひFPナビをご検討ください。

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有意義なFP相談となる条件とは?

「せっかく貴重な時間を使ったのに、FP相談は意味がなかった」とならないために、相談前に押さえておきたいポイントを4つ紹介します。

事前に目的や課題を明確にする重要性

ファイナンシャル・プランナー(FP)との相談を有意義なものにするためには、事前に相談の目的や課題を具体的に明確にしておくことが重要です。
FP相談が「意味がない」と感じる理由の一つに、FP相談の目的をはっきりさせないまま相談に臨み、自分の期待を超えるアドバイスが得られないことが挙げられます。

例えば、「家計を見直したい」「老後資金がどのくらい必要か知りたい」など、自分自身が何を解決したいのかを明確にしておくことで、FP側も適切なアドバイスを行いやすくなります。
また、事前に細かい課題を洗い出しておくことで、相談時間を無駄にせず効率的に進められるでしょう。

信頼できるFPの見つけ方

FP選びは、相談の満足度を大きく左右するポイントです。
信頼できるFPを見つけるためには、まずFPの資格や実績を確認しましょう。
国家資格である「FP技能士」を取得しているFPは、一定の知識とスキルを持っていると判断できます。

また、民間資格であるAFPやCFPを保持している場合、さらに専門性が高い可能性があります。
さらに、インターネットの口コミや相談実績、得意分野の明示、過去の相談満足度なども事前に確認することが大切です。
もし、相談をしてみて自身との相性が悪かった場合、別の人に変更できるサービスがあるといいですね。

独立系FPと企業型FPの違い

FPには、大きく分けて独立系FPと所属型FPの2種類があります。
この違いを理解しておくことは、適切な相談先を選択するうえで非常に重要です。

独立系FPは、特定の金融機関や保険会社に属しておらず、中立的な視点でアドバイスを提供してくれる場合が多いため、商品の提案に偏りが少なく、顧客本位の相談が期待できます。
一方で、相談料や手数料が発生するケースがあることや、「資産運用に強い」「不動産・住宅ローン対策が得意」など、FPが得意とする分野や相談できる範囲がFPにより異なるため、相談内容に応じてFPを見極めることが重要です。

企業型FPは、銀行や証券会社、保険会社など特定の企業に所属しているため、自社で取り扱うことができる商品の提案が優先される傾向があります。
無料相談が多いのはこの企業型FPですが、提案内容に偏りが生じる可能性があるため、相談の目的によってどちらを選ぶべきかを検討しましょう。

具体的な質問や資料準備の必要性

FP相談を有効に活用するためには、事前の準備も欠かせません。
収入、貯蓄、支出、ローン、保険など、自分の現状を把握するための資料を揃えておくと、FPとのやりとりがスムーズに進みます。
具体的には、収支がわかる家計簿や加入している保険があれば保険証券などを用意される方が多いです。

また、「住宅ローンの減額は可能か?」「教育資金を効率よく貯める方法とは?」といった具体的な質問を事前にリストアップしておくことで、的確な回答を得やすくなります。
このような準備を怠ると、相談内容が漠然としてしまい、「相談したのに意味がない」と感じてしまう原因にもつながります。

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FP相談でよくある誤解とその真相

ファイナンシャル・プランナー(FP)への相談を検討する際、多くの人が「全ての経済的な問題を解決してくれる」といった過大な期待を抱きがちですが、何でもできるわけではありません。
以下にFP相談で誤解されやすい部分について解説します。

FPは全ての問題を解決してくれるわけではない

FPの役割は、相談者の家計や資産状況を正確に把握し、長期的な視点からアドバイスを行うことです。

ただし、相談内容によっては対応できないこともあります。
例えば、税金関係の相談をしたい場合、一般的な税務は大多数のFPは対応できますが、具体的なアドバイスは税理士法により税理士でなければ対応できません。
この誤解が「FP相談は意味がない」と感じる原因になります。

税理士の資格を持っていないFPでも、税理士や弁護士など問題を一緒に解決できる専門家とネットワークを持つFPもいます。
相談内容に適切に対処できるFPを選ぶことが、意味のあるアドバイスを得るための重要なポイントになります。

必要以上の専門知識は不要?

FPに相談する際、特別な専門知識が必要だと考える人も少なくありません。
しかし、FP相談をする上で求められるのは、現在の家計状況や資産詳細を正確に把握しておくことだけです。

例えば、収入や支出、貯蓄、ローンの概要など基本的な情報を整理しておけば十分で、特定の投資商品や高度な金融知識は必要はありません。
このような誤解が「FP相談はハードルが高い」と思わせる原因になり、相談を躊躇してしまうケースもあります。
FPは難しい用語をかみ砕いて説明してくれる存在でもありますので、気軽に相談することで有用なアドバイスを受けられる可能性が高まります。

FPは単なる保険の勧誘者ではない

特に無料相談の場合、「FPは保険の勧誘を目的としているだけ」というイメージを持つ人もいます。
これが「FP相談は意味ない」と言われてしまう原因の一つです。
確かに、無料相談を提供するFPは金融商品の販売手数料が収入源となるため、保険や金融商品の提案が中心になる場合があります。

FPの本来の役割は、相談者の長期的なライフプランに基づいた客観的なアドバイスを行うことです。
独立系FPなど、特定の商品に依存しない中立的な提案を行うFPも存在しますが、具体的に検討したい金融商品がある場合は、その商品を取り扱っている企業型FPに相談した方が、商品知識が豊富で、FPとしての知識もあわせてアドバイス・提案を受けられるので良いということもあります。

FPを選ぶ際には、相談費用が無料か有料かだけでなく、そのFPがどのような立場からアドバイスを行っているのかを確認することが大切です。

お金持ち以外は相談できないという誤解

「FPへの相談は資産家だけのもので、一般的な収入の人は相談する必要がない」という誤解もあります。
しかし、FPは高所得者だけでなく、幅広い層の家計管理や資産設計を支援しており、特に収入や資産が限られている場合にこそ、FPの存在価値が高まります。

また、有料の相談でも比較的リーズナブルな費用で実施しているFPも多く、金銭面を理由にFP相談を躊躇する必要はありません。
このような誤解を解消し、自分に適したFPを選べば、有意義なアドバイスを得ることができるでしょう。

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ファイナンシャル・プランナー(FP)相談の価値を最大限活かす方法

ライフプランニングを中心に相談を進める

ファイナンシャル・プランナー(FP)相談を最大限に活用するためには、ライフプランニングを中心に進めることが重要です。
ライフプランニングとは、相談者が人生において達成したい目標や将来のビジョンを明確にし、それを実現するための資産設計を行うことです。

ただ単に金融商品を提案してもらうだけではなく、将来の家計、教育資金、老後の生活設計など具体的なテーマについて深く話し合うことで、FP相談の意味がより明確になります。

また、自分自身の目標を事前に整理しておくことで、FPの提案をより効果的に活用できるでしょう。

相談目的にあわせてFPを選ぶ

FPへの相談は、相談者の目的によってFPを選ぶことが重要です。
例えば、保険の見直しが目的の場合は、商品提案の偏りに注意が必要です。
特定の保険を押し売りされないためには、保険会社一社専属のFPではなく複数の商品の取り扱いができるFPを選ぶと良いでしょう。

一方、資産運用や住宅購入の計画であれば、その分野に特化した知識や経験を持つFPを選ぶことが重要です。

また、有料相談を行っているFPを選ぶことで、詳細なライフプランニングや家計分析によるアドバイスや資産運用の手続きサポートなど、よりきめ細かいサービスを得られる可能性があり、相談が「意味がない」と感じることは少なくなるでしょう。
このように目的に応じてFPを選ぶことで、より満足度の高いFP相談となるでしょう。

継続的な相談によるメリット

FPとの相談を1回限りで終わらせるのではなく、継続的に行うことで大きなメリットが得られます。

例えば、家計や資産計画は環境の変化やライフイベントに応じて見直しが必要です。
転職、結婚、住宅購入、出産、退職などのイベントが発生した際には、変化に応じて当初立てていた計画を調整する必要があります。

定期的にFPと相談し、自分のライフプランをアップデートしていくことで、より現実に即した計画を維持できるだけでなく、突発的なリスクにも対応しやすくなります。
長期的な関係を構築することでFP相談の本質的な価値をさらに高めてくれるでしょう。

自分自身の経済知識の向上も平行して行う

FPからアドバイスを受けることは非常に有益ですが、自分自身の経済知識を向上させる努力も重要です。
なぜなら、FPは全ての問題を解決してくれるわけではなく、相談者自身の考えや決断が必要な場面も多いからです。
基本的な経済知識を持つことで、FPが提示する提案や選択肢の意図をより正確に理解することができます。

例えば、家計管理や資産運用の基本について学ぶことで、FPのアドバイスを深く受け入れるだけでなく、自分なりの視点から提案内容を評価する能力も向上します。
このように、FP相談と自己学習を組み合わせることで、より有意義なFPサービスの利用が可能になります。

まとめ

「ファイナンシャル・プランナー(FP)相談が意味なかった」とならないために大切なことは以下の通りです。

  • 相談内容を明確にする。
  • 相談内容と得意分野が一致するファイナンシャル・プランナー(FP)に相談する。
  • FPが具体的なアドバイスができるように、家計簿など資産状況がわかるものなどを事前に準備する。
  • 1回限りではなく複数回相談できるFPを選ぶ。

FP相談を有意義なものにするにはFPナビの利用をおすすめします。
FPナビは何度でも無料でファイナンシャル・プランナーに相談ができるサービスで、保険代理店に所属している独立系FPとの契約によって、金融商品の垣根を越えた商品・サービスを提供しています。

ファイナンシャル・プランナーごとにプロフィールページを設けており、得意な分野・相談メニューを表示しているので、お客さまの相談内容に合わせて簡単に選ぶことができます。
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平日・土日祝問わず9時から20時であれば、ご希望の日時でご相談いただけます。
また、47都道府県(一部地域や離島を除く)に対応しているので、ご自宅や最寄りのレストラン・カフェなどで相談いただくことが可能です。

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