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今年も流行るかも?大人は特に注意!「おたふく風邪」の基本情報

今年も流行るかも?大人は特に注意!「おたふく風邪」の基本情報

5年に1回ほどの周期で、全国的に大流行すると考えられているおたふく風邪。2016年が、その5年に1回の周期にあたる年であるといわれていました。2016年内にその流行は収束するかと思われていましたが、2017年になった今も流行しているのが実情です。しかも、おたふく風邪は本来、春から夏にかけて感染者が増える感染症です。今年は、昨年からの流れもあり、例年よりもおたふく風邪の感染者が増えるのではないかといわれています。これからの季節、おたふく風邪の流行に巻き込まれないようにしたいものです。

子どもはもちろんですが、成人している、もしくは成人前の大人も、おたふく風邪には特に注意しましょう。

■おたふく風邪ってどんな病気?



おたふく風邪は、ムンプスウイルスと呼ばれるウイルス菌による感染症です。7日~10日程度続く耳下部分の激痛や腫れ、食べ物や飲み物を飲み込むときの違和感、発熱、鼻水が主な症状です。感染経路は、飛沫感染や接触感染。潜伏期間が約3週間と長めで、おたふく風邪にかかっていると知らずに登校・登園、出社してしまうケースも多くあります。

おたふく風邪は、「子どものころに1度はかかるもの」であり、かかることが当然と考えられてしまいがち。しかし、決して軽く考えてはいけません。おたふく風邪を発症してしまうと、重篤な症状を引き起こす可能性があります。子どもに注意させたいのはもちろんですが、実は大人であっても注意すべき風邪のひとつです。大人になってからおたふく風邪を発症してしまうと、より危険性が高まってしまうのです。

■大人が発症すると危険な理由



大人になってからおたふく風邪を発症してしまうことがなぜ危険なのかというと、おたふく風邪そのものだけでなく、その合併症も重症化しやすくなってしまうためです。

髄膜炎の併発に加えて、激しい頭痛や嘔吐がみられたり、難聴の症状が出て耳鳴りやめまいがしたりすることもあります。しかも、水分を取ることもできず、入院するほど重症化するケースが多くあるのです。

なお、大人がおたふく風邪を発症したときの最大の特徴は、睾丸炎や卵巣炎などの生殖器に関わる合併症を引き起こす可能性が高い確率であるという点です。

おたふく風邪を発症した、15歳以上の男性のうち約30%に、睾丸炎の症状がみられます。多くの場合、睾丸炎になるのは片側だけですが、まれに両側が睾丸炎になってしまうこともあります。もしも両側が睾丸炎になって重症化すると、わずかな確率とはいえ無精子症になる危険性もあります。

卵巣炎は、おたふく風邪を発症した成人女性の約7%に起こると考えられています。睾丸炎と同様に、炎症を起こしても片側の卵巣のみである場合が多いため不妊の症状が出てしまうことはまれですが、注意しなくてはなりません。また、もしも妊娠中の方がおたふく風邪にかかってしまうと、初期流産につながったり、胎児に悪影響を及ぼしたりする危険性もあります。

おたふく風邪そのものの重症化や生殖器に関わる合併症など、大人のおたふく風邪にはさまざまな危険が伴います。おたふく風邪を発症しないよう、予防対策を行うことが重要です。

とはいえ、潜伏期間が長いことから、おたふく風邪を会社や学校などで予防することは難しいもの。マスクをしたり、手洗いうがいを徹底したりすることに加えて、おたふく風邪発症予防効果のあるワクチンの接種を受け、免疫をつけておくのが望ましいといえます。職場や家庭内でおたふく風邪を発症した方がいる場合には、3日以内にワクチン接種を受けるようにしてください。ワクチンを接種していれば、もしも感染しても比較的症状が軽くて済むといわれています。

2016年から続くおたふく風邪の流行に巻き込まれることのないよう、対策を万全にしておきましょう。もしもおたふく風邪のような症状が出たら、感染を広げないためにも会社や学校を休み、すぐに医師の診察を受けることが大切です。


※この記事は2017年4月時点の法律・情報にもとづき作成しているため、将来、法律・情報・税制等が変更される可能性があります。

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