家計
【共働き世帯必見】家事代行サービスの料金はどれくらい? サービス内容や活用方法をご紹介

社会環境の変化により共働き世帯が増加するなか、「家事代行サービス」が注目されています。
2015年には経済産業省が「家事支援サービス事業者ガイドライン」を策定。今では政府が主導になって家事代行サービスの普及を促進しており、今後ますます一般家庭にサービスの利用が普及していくことが予想されます。家事代行サービスを活用することで、共働き世帯の永遠の課題である家事や育児の負担を軽減させて、家族との大切な時間に集中することができます。しかしながら、「どのくらいの金額がかかるのかがわからない」「週に1回程度の利用で何が変わるのか」「他人に家事を任せるのは抵抗がある」など、サービスの利用に否定的な方もまだまだ多いのではないでしょうか。家事代行サービスのサービス内容や料金相場、活用方法についてお話しします。
■家事代行サービスとは
家事代行サービスとは、日常的に発生する家事を委託できるサービスです。家事代行サービスの業務内容には、
・掃除
・洗濯
・料理
・ゴミ出し
・リネン交換・ベッドメイク
・アイロンがけ
・買い物や郵便受け取りなどの日常の雑務
などがあり、利用する業者によって委託できる内容は異なります。
また、業者によって赤ちゃんや子どもの世話を在宅でしてもらえるシッターサービスや、塾や保育園・幼稚園への送迎サービスなどがあり、忙しい利用者のニーズに合わせて多様なオプション・プランが用意されているため、家庭のあらゆるお悩みに対応できるようになっています。
家事代行サービスの大きな特徴・メリットは「サービスを運営する会社を通じてプロのスタッフに家事をお願いできる」ということです。個人的に家政婦を雇う場合、個人対個人のやりとりになるため何かあった際のトラブルの対処が不安ですが、家事代行サービスのようにサービス提供の間に企業が入ることで、そうした不安をかなり軽減できます。
また、企業の元で勤務しているため身元がはっきりしており、一定の研修を受けた家事のプロに依頼できるという点も、家事代行サービスの魅力といえます。
■家事代行サービスの料金相場
家事代行サービスの利用料金は、サービス内容や時間によって異なります。
多くのサービス提供業者では、定期的に利用される方向けの「定期プラン」、忙しいときだけ利用したい方向けの「スポットプラン」で利用料金をわけており、定期プランなど継続的に利用すればするほど1回の利用料金が安くなっているものがほとんどです。
<掃除・洗濯などの一般的な家事代行サービス料金相場>※2017年10月当社調べ
・定期利用 週1…2,000円〜3,500円/時間+スタッフ交通費500円〜800円前後もしくは実費負担(税別)
・スポット利用…2,500円〜5,000円/時間+スタッフ交通費500円〜800円前後もしくは実費負担(税別)
※土日祝日・夜間料金が別途150円〜300円/時間程度加算されることがほとんど
※スタッフ指名料・料理の際の食材費は別途料金が加算されることがほとんど
※入会金・年会費がかかることもある
【サービス利用例】
◆毎週土曜日に2時間、掃除や洗濯などの家事代行サービスを依頼(定期プラン利用)した場合
・(土日料金3,800円/時間×2時間+交通費800円)×月4回= 33,600円(税別)
毎週家事代行サービスを依頼した場合の利用料金例は、月33,600円という結果になりました。もちろん、依頼するサービス内容や業者・プランによって変動はあるものの、定期利用になると月数万円の出費となり、決して安いとは言えない金額になります。
家事代行サービスの利用を検討する際には、依頼したいサービスの内容・優先順位や予算をしっかり決めたうえでサービスを比較し、自分に合った業者・プランを見つけるようにしましょう。
■共働きの方こそ、家事代行サービスを活用してみよう
上述したとおり、政府主導でサービスの環境整備が促進されているものの、家事代行サービスの利用料金はまだまだ安いものではありません。また、料金の高さによる経済的な抵抗だけではなく、「家事を他人に任せるなんて」といった心理的な抵抗や罪悪感を感じている方もいるでしょう。
しかしそれは裏返すと、日常的にしている家事がそれほど重労働であり、精神的にも肉体的にも大変なものであるからだといえます。平日は仕事と帰宅後の子どもの世話に追われ、たまった家事は週末にまとめて行うという共働き家庭においては、週末もある意味「仕事」のような感覚で休んだ気がしないのではないでしょうか。
心身共に疲弊している共働き世帯こそ、週に一度、数時間ほど家事をアウトソーシングしてみましょう。
子どもとしっかり向き合う時間を作り、普段の疲れた身体を休ませてリフレッシュすることで、体調管理の面でも精神的な面でも大きな効果が得られるでしょう。家事分担のことで夫婦喧嘩をする回数も減るかもしれません。肉体的・精神的なゆとりを作ることは、普段の家族生活や仕事にも良い影響をもたらすものです。
普段から仕事も家事も頑張っている共働き世帯ほど、人に任せられる家事は任せて、その分人に任せられない育児や家族サービスに注力してみてはいかがでしょうか。
家事代行サービスを提供している業者の多くは、お試し利用ができる場合がほとんどです。サービスの利用を悩んでいる方は、一度お試し利用してみて、各家庭のライフスタイルに応じた活用方法を見つけると良いでしょう。
※この記事は2017年10月時点の法律・情報にもとづき作成しているため、将来、法律・情報・税制等が変更される可能性があります。