教育・子育て
「子育て支援パスポート事業」は子育て世代に嬉しいサービスがいっぱい!

子育て世帯は、乳幼児連れの外出支援・応援サービスや各種割引、優待サービスなど、嬉しいサービスを受けられることをご存知ですか?「子育て支援パスポート事業」による、全国展開のサービスです。どんな内容かを知って、上手に使いましょう。
■18歳未満の子どもがいる世帯、妊婦がいる世帯が利用できる自治体が多い
子どもを連れての外出は、何かと大変です。特に、乳幼児は粉ミルク用のお湯を持って出かけなくてはならなかったり、外出先でおむつ替えやミルクを飲ませるスペースを探したり…の手間がかかります。そんな、子育て世帯は、「子育て支援パスポート事業」によるパスポートを発行してもらって持ち歩くようにしましょう。すると、粉ミルクのお湯や授乳スペース、おむつ替えスペースなどを提供してもらえたり、商品・サービスの割引を受けられたりします。
「子育て支援パスポート事業」は、国(内閣府)による子育て支援策の強化として、自治体が実施主体となり、子育て家庭を社会全体で応援することに協賛した企業や店舗が連携して子育て世帯や妊婦を応援する事業です。47都道府県で実施している全国展開のサービスです。各自治体が発行するパスポートを見せると、サービスを受けられます。
この事業は、自治体ごとに名称と対象になる子どもの年齢、提供しているサービスが異なります。例えば、東京都は「子育て応援とうきょうパスポート事業」という名称で、利用できるのは都内在住の中学生以下の子どもがいる、または妊娠中の人がいる世帯です。また、京都府は「きょうと子育て応援パスポート」と呼び、府内在住の18歳未満の子どもがいる、または妊娠中の人がいる世帯です。
対象の子どもの年齢は自治体ごとに異なり、未就学児、小学生以下、中学生以下、18歳未満で、18歳未満を対象としている自治体が多いようです。また、妊婦も対象としている自治体が多いです。これから、子育てをすることになる世帯もサービスを受けられるということですね。
■対象の世帯はパスポートを入手して外出時には持ち歩こう
提供されるサービスも自治体で違いますが、粉ミルクのお湯・おむつ替えスペース・授乳スペース・キッズスペースの提供、ベビーカーを店内で利用可、景品の提供、ポイントの付与、商品の割引などです。ポイントをもらえたり、割引を受けられたりすれば、育児費用や家計費の節約になりますね。
パスポートの入手方法も自治体で異なります。例えば、東京都は、デジタルパスポートと紙パスポート、点字付きパスポートがあります。京都府は、スマホの専用アプリからダウンロードする、パソコンで登録してからパスポート画面をプリントアウトする、カード型のパスポートを配布窓口で発行してもらう方法があります。自分が住んでいる自治体のホームページなどで確認してください。
この事業は全国展開なので、自分が住んでいる自治体でパスポートを発行してもらって持ち歩いていれば、他の自治体の協賛店(ステッカーが貼ってある)でも利用できます。ただ、発行してもらった自治体と同様の取扱いをするので、子どもの年齢によっては使えないこともあります。
作っておいてソンのないパスポートですから、対象となる世帯は作っておきましょう。
参照:内閣府 子育て支援パスポート事業の全国共通展開について
※この記事は2018年7月時点の法律・情報にもとづき作成しているため、将来、法律・情報・税制等が変更される可能性があります。