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タクシーは配車アプリを使って、スマホで「呼ぶ」時代に!

タクシーは配車アプリを使って、スマホで「呼ぶ」時代に!

タクシーを利用する際は、駅前などのタクシー乗り場に行って乗る、道路脇で空車タクシーを探して手を上げて止める、タクシー会社に電話して指定の場所に迎えに来てもらう――という時代から、スマホの配車アプリで「呼ぶ」時代になりつつあります。そんな配車アプリの最新事情や、妊産婦にありがたい「陣痛タクシー」など、今ドキのタクシー最新事情を探ってみました。

■配車アプリは、自分が利用するエリアに対応しているものを選ぼう!


タクシー配車アプリ(以下、アプリ)は、事前にスマホにダウンロードしておくと、タクシーを使いたいときに起動してタクシーを呼べるものです。現在、10種類くらいあるようですが、サービスを停止したり、名称が変わったり、新規登場したりで流動的です。

そんな中からアプリを選ぶ際、最も重要なことは、自分が乗りたいエリアに対応しているかどうかです。全国をカバーしているアプリもありますが、東京23区と近郊の市、横浜市、大阪府の一部など、エリアが限定されているアプリが多いのが現状です。今後、アプリごとに対応エリアが増えていくと思われます。

次に、配車場所の設定方法ですが、これは、GPS機能を使って現在地を特定してくれるアプリが多いようです。現在地以外で乗りたい場合は、その場所を地図上にピン刺しすれば指定できるアプリもあります。あらかじめ、タクシーに乗りたい日時が決まっていれば、予約できるアプリも。

そして、乗車料金と決済方法も要チェックです。乗車料金は、迎車料金+メーター料金(割増の時間帯あり)が一般的ですが、迎車料金はかからないアプリもあります決済方法は、現金の他、あらかじめ登録してあるクレジットカードや電子マネーで払うネット決済があります。後者のネット決済を採用しているアプリが多いようです。


では、ここで、主なアプリ5つを簡単に紹介しておきましょう。

  • JapanTaxi
    全国47都道府県のタクシー会社887社が提携し(2019年2月現在)、タクシー台数は約6万2000台を擁する、全国規模のアプリです。「今すぐ呼ぶ」の機能を使うと、配車場所を地図上に簡単に設定でき、必要な台数と降車場所(任意)、決済方法(任意)を設定すれば完了です。アプリに、到着までの時間と車両番号が表示されるので、乗るタクシーがすぐにわかります。他に、「予約する」、「料金検索」の機能があります。決済方法は、ネット決済(クレジットカード、ApplePay、Yahoo!ウォレット)をアプリに登録しておけばOK。流しのタクシーに乗っても、ネット決済できます。
  • MOV《モブ》
    エリアは神奈川県と東京都。京阪エリアへ進出予定だそうです提携タクシー会社のタクシーから、最も近いタクシーが配車されます。到着時間の目安がわかるので、それまでの時間を有効活用できます。ネット決済OKです。
  • Uber
    2014年に、東京都内でサービスを開始した老舗的存在。アプリ上で行先を入力すると、アプリが現在位置を把握してドライバーが迎えに来ます。ドライバーの顔写真や車両の詳細情報の確認、車両の位置を地図上で確認できます。支払いはクレジットカード、電子マネー、現金から選べますが、現金のみのエリアがあります。高級ハイヤーが迎えに来る、料金を安くできるライドシェア(相乗り)のサービスもあります。 日本国内では利用できるエリアが限られていますが、世界の500以上の都市で利用できます
  • DiDi
    世界最大級AI配車プラットホームのDiDiが日本でもサービスを開始しました。現在は東京23区、大阪府の一部が対象エリアです。目的地を入力してタクシーを呼ぶと、AIが最適なタクシーとマッチングしてくれます。支払いはアプリに登録したクレジットカードで行います。
  • フルクル
    アプリを使って、自分の周辺500メートルにいる空車タクシーをチェックし、スマホを振ると、周辺の空車タクシーが集まってきます。客とタクシーを「ゆるーく」マッチングするアプリなので、迎車料金はかかりませんし、待っている間に先に来たタクシーに乗ってもOKです。対象エリアは、東京23区、三鷹市、武蔵野市です


なお、広告主のプロモーションビデオを社内で見るなどすると料金が無料になる「0円タクシー」や、「占いタクシー」、「霊感タクシー」、「三億円事件ツアー」などの企画タクシーが走行していることもあります。

そして、タクシー料金の節約と、終電後や悪天候時のタクシー待ちの大行列から解放される、タクシーの相乗りをマッチングしてくれるアプリも登場しています。まだ、出発地と目的地は限定されていますし、100%マッチングできるわけではありませんが、見つかったらラッキーくらいで利用するといいかもしれません。

■陣痛タクシーは、妊婦にはありがたいサービス!

急に陣痛が始まって頼れる親や親戚などが近所に住んでなかったり、すぐに来られない、夫が仕事中で付き添ってもらえない、タクシーを呼んでも断られてしまうかも…など、出産を控えている妊婦は不安がいっぱいですよね。そんな不安に応えるため、2012年に「陣痛タクシー」が登場し、現在では全国に広まっています。

陣痛タクシーは、事前に住まいと出産予定の病産院を登録しておき、陣痛が始まってから電話をすると、迎えに来てくれ病産院まで送り届けてくれます。定期健診やちょっと診てもらいときにも利用できます。料金は、迎車料金+メーター料金(深夜・早朝は割増)です。

全国に広がっているとはいえ、各地のタクシー会社ごとに対象エリアが異なるので、住まいと病産院をカバーしているタクシー会社を探しましょう。

※この記事は2019年3月時点の法律・情報にもとづき作成しているため、将来、法律・情報・税制等が変更される可能性があります。



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