家計
国民年金保険料は2年前納で1.5万円もお得!

年々保険料がアップする国民年金保険料。何も考えず、現金払いや毎月口座振替をしていた人は、少しでも節約になる方法を考えてみませんか。クレジットカード払いという選択もありますが、本当にお得になるか、じっくり考えて選択をしましょう。
■国民年金の保険料、あなたはまだ月払い?
国民年金の保険料を支払う義務があるのは、自営業・自由業や、農業従事者等、フリーター、無職の人、学生など、「第1号被保険者」に該当する人です(年収が一定以下であれば免除や納付猶予の制度を利用でき、学生には「学生納付特例制度」もあります)。
2019年の国民年金保険料は、月16,410円、年間で196,920円です。大学生のお子さんの代わりに、親が年金保険料を支払っているご家庭もあるかもしれませんが、結構な負担額ではないでしょうか。
今回は、国民年金保険料の節約法を考えてみます。支払い方を変えるだけで、ちょっとお得になるかもしれませんので、見直しをしてみませんか?
■割引をゲットする3つの支払い方
国民年金保険料の支払い方を変えるだけで節約できる方法として、3つ挙げられます。
<クレジットカード払い>
さらにもう1つ、クレジットカード払いもあります。まとめ払いをした分をクレジットカードで支払えれば、ポイントもついてさらにおトク!と飛びつきたくなりますが、残念ながらそううまくいきません。毎月払い、6カ月前納、1年前納、2年前納でクレジットカード払いができますが、口座振替の割引よりも低い割引の現金払いによる前納の割引が適用になります。
クレジットカードで0.5%のポイント還元があったとして、1年前納や2年前納でなければ、口座振替には及びません。もっと還元率の高いカードであれば、違ってくるかもしれませんが、中には国民年金保険料を支払っても、ポイント付与の対象外とするケースもあるので、確認が必要です。
国民年金保険料の振替方法別割引額(平成31年度)

( 参考:日本年金機構 )
■前納やカード払いへの変更は2~3カ月前に!
口座振替で前納を申し込む場合や、1年前納から2年前納に切り換えるとき、あるいは口座振替からカード払いへ変更する際には、早めの手続きが必要です。中には、3カ月前までの手続き(申し込み)が求められるものもあるので、早めに手続きを済ませましょう。
なお、割引のために無理をして前納を設定しても、残高不足で振替ができなかった場合は、次の振替日(1年前納・2年前納の場合は翌年の4月末)までの間、割引の無い「翌月末振替」になってしまいます。そのようなことが起きないよう、前納分はしっかり貯めて用意しておきたいものですね。
※この記事は2019年5月時点の法律・情報にもとづき作成しているため、将来、法律・情報・税制等が変更される可能性があります。