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海外旅行へ行くときの海外旅行保険、クレジットカードの補償で大丈夫?

海外旅行へ行くときの海外旅行保険、クレジットカードの補償で大丈夫?

楽しい海外旅行中に思わぬトラブルに遭遇することもあります。海外旅行へ行く際には、海外旅行保険は必須ですね。クレジットカードに付帯している補償だけでも大丈夫か、補償の違いなどについても考えてみましょう。

■海外は治療費・入院費が高額に!

3泊4日程度の短い旅行でも、慣れない食事や疲れで体調を崩すこともあります。移動が多いことから、交通事故に巻き込まれるリスクもあります。公的医療保険制度が充実した日本と異なり、海外ではちょっとした風邪や腹痛で病院を受診しても、全額が患者負担の国もあり、日本では考えられないほど医療費が高額です。
例えば、ホノルルやロサンゼルス、バンクーバーなどで虫垂炎(盲腸)の手術を受けて入院すると200万円前後もかかります(参照:[損保協会サイト](http://soudanguide.sonpo.or.jp/body/q081.html))。しかも、国によっては治療費の支払能力が証明されないと治療を受けられないケースもあるようです「海外旅行保険に入っている」ことは支払能力を証明する方法の損保協会サイト

■海外旅行保険の補償内容は?

海外旅行保険は渡航先や旅行の日程に合わせて加入する保険です海外旅行中の事故・ケガでの診療費や入院費死亡補償のほか家族が駆け付けるための渡航費や宿泊費などまで補償されます。特約で疾病治療や賠償責任、携行品損害、救援費用等の補償も付けられ、海外旅行中のトラブルに広く備えることができます(表参照)。
海外旅行保険は旅行会社や損保代理店インターネットのほか空港の損保代理店のカウンターや専用機で契約することができます。保険料は渡航先や日数、補償額、付加する特約の内容、さらに保険会社によっても異なります。

通常、日本語で24時間対応するアシスタンスサービスがあり、日本語の通じる病院や保険会社が直接払い(キャッシュレス)できる提携医療機関を紹介してもらうこともできます。

表 海外旅行保険の補償内容


■クレジットカード付帯の補償はどう?



クレジットカードに旅行保険が付いているから大丈夫、と思いこんでいる人もいますが、カードによって限度額や補償内容が異なるためまずは自分が利用しているカードについている保険の内容をしっかり確認する必要があります。また、利用条件があったり、必要な補償が不足していたりすることも。旅行前に補償の中身をよく確認し場合によってはネット専用保険などで必要な補償のみを選ぶ「バラ掛け」で補うことも検討しましょう
カード付帯の補償の場合、次のような点に注意が必要です。

  海外旅行保険に比べ、補償の範囲は限られます。  カードによっては補償額が小さいことも。複数のカードの補償を利用する場合は、傷害死亡・後遺障害以外は合算できますが、ただし、カードの保険金額に応じて損害額を按分して請求することになります。  カードの補償は「自動付帯」と「利用付帯」があり、「利用付帯」であれば、そのカードで一部でも旅行代金を払わないと補償されません。  直接払い(キャッシュレス)が可能な国が限定されている場合があります。キャッシュレス対象でない場合、治療費を1度立て替え、領収書や診断書などを受取っておいて、帰国してから請求する形になります。
カード付帯の内容を把握して、それでも十分だと思えるのであれば問題はないですが、直接払いができない国へ行く場合などで不安を感じるなら海外旅行保険を利用するか補償を強化して利用するようにしましょう

■まとめ

海外では医療費が高額に上るので、海外旅行をするときは、保険にしっかり入りましょう。カード付帯の保険も上手に使えば有効です。内容をしっかり確かめ、不足があれば補償を補って利用するようにしましょう。しかし、やはり海外旅行保険の方が補償が充実していることが多いため、迷ったときは、海外旅行保険を選択するといいでしょう。  

ご加入をご検討の方は、自分で比較して選べるWill Navi をおすすめいたします。


※この記事は2019年7月時点の法律・情報にもとづき作成しているため、将来、法律・情報・税制等が変更される可能性があります。



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