家計

定年後の老後貧困にならない為、今のうちから出来ること

定年後の老後貧困にならない為、今のうちから出来ること

定年を迎えた後で貧困に苦しむ高齢者が増えています。若い頃と違って、老後になってからの貧困を解消するのは難しいものです。そうならないために、どのような対策をすればいいのでしょうか。

■2人に1人が老後貧困者!

厚生労働省の「平成29年国民生活基礎調査」によると、高齢者(65歳以上)世帯の54.2%が生活を苦しいと感じています。年金収入だけで生活している高齢者が52.2%もいるという結果も見逃せません。


同じく厚生労働省の「平成29年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」では、受け取れる年金の平均額が国民年金で55,615円、厚生年金で147,051円でした。老後に必要な生活費は夫婦で約24万円、単身でも約14万円といわれているため、年金だけで賄うのは無理があるようです。
参照:

平成29年 家計調査年報(家計収支編)

平成29年 国民生活基礎調査の概況

平成29年度厚生年金保険・国民年金事業の概況

■老後貧困になる原因



定年前に貯金をしていれば、年金で足りない分をカバーできるので、老後貧困は防げるでしょう。けれども、高齢者の多くは十分に貯金できないまま、定年を迎えてしまいます。
原因は様々ですが、近年の傾向として、晩婚化や高齢出産によってお金のかかる時期が遅くなり、教育費や住宅ローンの返済が優先されて貯金できないケースが目立ちます。

また、十分な貯金があったとしても引き続き子どもの面倒を見たり、孫の援助をしたりすると、早く底をついてしまうでしょう。現役と変わらぬ生活水準を続けるのも同様です。

■老後貧困にならないための対策方法

老後貧困にならないためには、貯金だけでなく、家計を見直すのも大事です。収入に見合った家計にダウンサイジングしましょう。特に毎月または毎年必ずかかる固定費を削減すると効果的です。例えば何気なく払っている保険料も、保障内容を見直すだけで大きく節約できます。老後で子どもが独立しているなら、そんなに高額の保障は必要ありません。

携帯電話も最近では使い方に合わせたお得なプランが揃っています。自力で携帯電話の設定ができるなら、月1,000円台から利用できるMVNO(仮想移動体通信事業者)のいわゆる格安SIMへの乗り換えも検討してみましょう。
車は維持費が高額になるため、老後は大きな負担になります。普通乗用車から軽自動車に変えれば税金や燃費を抑えられますが、あえて手放して必要なときだけレンタカーやカーシェアリングを利用するのも経済的です。

■老後貧困にならないためには生活を変える!?



もう1つ、老後貧困を防ぐ上で気をつけなければいけないのが「健康」です。病気になると医療費がかさんで家計を圧迫します。体の衰えによって自由が効かなくなり、生活のクオリティも下がってしまうでしょう。ちょっとしたアルバイトさえできなくなってしまいます。
そうならないように、定年前から規則正しい生活を送り、体力づくりの一環として運動を取り入れたいものです。ラジオ体操やウォーキングなど軽い運動でも構いません。毎日続けることが大事です。食事は栄養をバランス良く摂るように心がけ、暴飲暴食は避けます。

■まとめ

老後の貧困を防ぐには、定年前の貯金と家計の見直しによる支出の削減が必要です。事前に老後の収入と支出を把握しておけば、用意すべき貯金や削減すべき支出が分かりやすくなるでしょう。また、健康でいればアルバイトなど働いて収入を得ることもできます。

※この記事は2019年7月時点の法律・情報にもとづき作成しているため、将来、法律・情報・税制等が変更される可能性があります。

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