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定期預金はやり方次第で自然に貯まる!?お金の流れをシステム化しよう

定期預金はやり方次第で自然に貯まる!?お金の流れをシステム化しよう

お金を貯めなければいけないと分かっていても、自分の意志でするのは難しいものです。そんなとき定期預金なら、やり方次第で自然に貯まるシステムを作ってくれます。どのようなやり方をすればいいのでしょうか。

■定期預金とは?


いつでも自由に引き出せる普通預金に対して、一定期間お金を引き出せないのが定期預金ですその代わり普通預金よりも高い金利が設定されています。銀行にもよりますが、預ける期間が長いほど金額が多いほど金利は高くなるのが一般的です

「お金を引き出せない」といっても、中途解約はできます。ただし、ペナルティとして普通預金と同じくらいの低い金利が適用されてしまうため長期で預けるときほど注意が必要です。ほとんどの銀行が最短で1ヶ月からの定期預金が可能で、1週間や2週間だけのところもあります。


定期預金は、投資と違って元本割れしません(外貨建て預金は除く)。たとえ銀行が倒産しても、1つの銀行につき普通預金と合わせて1000万円までの元本と利息が保証されています。

■定期預金を始める際に必要なもの

定期預金を始めるために、新規で口座を開設するのであれば、印鑑(シャチハタは不可)と本人確認書類、預けるお金が必要です。本人確認書類には運転免許証やパスポート、マイナンバーカード(通知カードは不可)などが使えます。
店舗を持たないネット銀行では、インターネット上での口座開設が可能です。印鑑は不要で、カードの受取時に本人確認書類を提示するだけで済む銀行もあります。
すでに口座を開設している銀行なら、窓口以外にもATMやインターネットバンキングで簡単に定期預金を始められます。

■定期預金の種類と積立預金をご紹介!



定期預金はさまざまな種類があり、それぞれの性質を知っておくと上手に活用できます。

定期預金には単利と複利がある

定期預金には、利息の付き方によって「単利型」と「複利型」があります

単利型は預けた元本のみに利息が付くものです。「利払い型」など一定期間ごとに利息を受け取れるタイプの定期預金が該当します。一方、複利型は元本と利息の合計に利息が付くものです。元本と同様、利息も満期まで受け取れません。

複利型は利息の計算対象となる元本が増えていくため長期で預けるほど単利型よりも満期に受け取れる金額が多くなります。「半年複利」といって、半年ごとに利息を計算する定期預金であれば、より複利の効果を実感できるでしょう。

積立預金なら無理なく貯金ができる!

定期預金は、一度にまとまったお金を預ける以外の使い方もあります。毎月決まった金額を自動的に普通預金から定期預金に移してくれる「積立預金」です。給与の振込口座で、あらかじめ定期預金に移す金額と日にちを決めておけば、自然に貯まるシステムが完成します。これなら意志が強くなくても、目標金額を貯めるのは簡単です。

銀行によっては半年複利だったり、一定期間後から自由に引き出しできたりする積立預金もあるので、自分に合ったプランを選びましょう。

■まとめ

定期預金は普通預金よりも金利がお得で、銀行の口座を持っていれば簡単に始められます。さらに積立預金と組み合わせれば、無理なくお金を貯められるでしょう。安全にコツコツと貯められるやり方です。


※この記事は2019年7月時点の法律・情報にもとづき作成しているため、将来、法律・情報・税制等が変更される可能性があります。



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