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新幹線への大型荷物持ち込みは事前予約制に!未予約のままの乗車は手数料がかかるって本当?

新幹線に大型荷物を持ち込む場合は、事前の予約が必要になります。大型荷物といっても幅広いため、基準についても確認しておきたいところですよね。
長期の旅行で爆買いなどした後、大型荷物を新幹線に持ち込む予定がある場合は、予約制度の仕組みや導入の理由などを把握しておくことが大切です。
ここでは、新幹線への大型荷物の持ち込みが予約制となる理由や仕組み、未予約の場合の手数料について詳しくご紹介します。
■ 新幹線の大型荷物持ち込みについて
新幹線の大型荷物持ち込みについて、いつから適用されるのか、予約しない場合は手数料が発生するのかを解説していきます。
事前予約が必要になる
新幹線への大型荷物の持ち込みに事前予約が必要になるのは、2020 年 5 月中旬 からです。
適用されるのは、東海道・山陽・九州の新幹線。
事前予約が必要になった背景には、2020 年の東京オリンピック・パラリンピックにより、外国人観光客を中心とした大型荷物の持ち込みの増加が見込まれていることがあります。
予約制にしなければ、大量の大型荷物によって圧迫され、各乗客にさまざまな影響がでる恐れがあるためです。
特大荷物スペースつき座席
一部車両の最後部座席が「特大荷物スペースつき座席」 となるため、大型荷物を持ち込む乗客はそこに座ることになります。
利用するには、「特大荷物スペースつき座席」を事前に予約購入する必要があるため、覚えておきましょう。
予約しない場合は手数料が発生
万が一、予約なしに乗車した場合は1,000円の手数料が発生します。
指定席購入時に荷物置き場の予約をしなかった場合は、ネット予約サービスや発売機、きっぷ売り場で予約内容を変更しましょう。
自分の荷物が大型荷物に該当することに気づいた時点で予約内容を変更することが大切です。そのまま乗車してしまうと、1,000 円の手数料が発生します。
■ 大型荷物(特大荷物)の定義
新幹線への大型荷物の持ち込みが事前予約制になりますが、具体的に何を基準に大型荷物と判別するのか詳しくみていきましょう。
持ち込める大型荷物
大型荷物の基準は、
「荷物の 3 辺の合計(A+B+C)が 160 cmを超えるもの」です。
例えば、大型家電で 70cm×40cm×60cm の荷物は大型荷物に該当します。この基準は、国際線航空機で貨物室に有料預入となるサイズとほぼ同じです。
なお、「特大荷物スペースつき座席」を利用する場合は、「3 辺の合計が 160cm 超 250cm 以内」でなければなりません。
それ以上のサイズになると利用できなくなるため注意が必要です。大型スーツケースも該当する可能性があるため、小さな鞄に分けるなど工夫しましょう。
■ まとめ
新幹線への大型荷物の持ち込みは事前予約制になるため、該当の荷物を持ち込む場合は忘れずに予約しましょう。
また、大型荷物の基準を把握して、自分の荷物が該当するかどうか十分に確認しておくことが大切です。
途中で大型荷物に該当することに気づいた場合は、速やかに予約内容を変更することをおすすめします。未予約で乗車すると手数料がかかるため注意が必要です。
※この記事は 2020 年 1 月時点の法律・情報にもとづき作成しているため、将来、法律・情報・税制等が変更される可能性があります。