住まい
夢のマイホーム!だけど今さら聞けない!?団体信用生命保険ってなんだろう

夢のマイホームを購入する際に、必ず確認しておきたいのが「団体信用生命保険」です。
死亡や高度障害状態によって、住宅ローンを支払えなくなることに対する不安を軽減してくれます。
ここでは、団体信用生命保険の保障内容や加入時の注意点について詳しくご紹介します。
■団体信用保険とは
団体信用生命保険の概要や保障範囲について詳しくみていきましょう。
住宅ローン返済の助け舟
団体信用生命保険(団信)とは、住宅ローンの契約者が亡くなったり高度障害状態になったりした際に、保険会社が契約者に代わって住宅ローンの残債を銀行に支払う保険のことです。
団体信用生命保険は、住宅ローンの契約とセットで加入します。
団体信用生命保険の契約者は、住宅ローンを契約した銀行のため、保険料もその銀行が支払います。
団体信用生命保険の保障範囲
病気やケガで高度障害状態以外の状況により働けなくなっても、住宅ローンの残債は残ります。
ただし、特約をつけることで、高度障害状態以外の事由で働けなくなった際にも、住宅ローンの返済が保障されます。
病気やケガ、介護の状態になった際に保険金が支払われる疾病保障の特約がついた団体信用生命保険もあります。
該当の病気は、急性心筋梗塞や脳卒中、がんなどです。
基準や対象となる病気については、加入する団体信用生命保険で異なるため、確認しておきましょう。
また、特約をつけると、住宅ローンの借入金利が約0.3%前後ほど上乗せされます。
こういった細かな部分も確認漏れがないようにしましょう。
■団体信用生保険に加入するときに気を付けたいこと
団体信用生保険に加入するときに気を付けたいこと
団体生命保険に加入するときは、次のようなことに注意しましょう。
健康状態によっては加入できない
ただし、加入条件が比較的緩い団信であれば、加入できる可能性があります。住宅ローンを取り扱う銀行のウェブサイトに加入条件が記載されている場合があるため、事前に確認しておきましょう。
また、
長期間働けなくなってしまう場合
長期間働けなくなってしまった場合に保障されるのは、一部の団体信用保険に限られます。
短期間であれば、会社の有給休暇や病傷手当などの制度でカバーできますが、予想よりも期間が延びたときのことも想定することが大切です。
たとえば、就業不能保険や住宅ローンのサポート保険への加入を検討してみてはいかがでしょうか。
住宅ローン契約時に団体信用生命保険に加入するときは、補償範囲を十分に確認しておき、補償範囲外の問題が起きたときの対策を別で講じておくことをおすすめします。
加入済の生命保険の保障内容をチェックする
保険証書をすみずみまでチェックしましょう。
■まとめ
団体信用生命保険は、死亡や高度障害状態により、住宅ローンを返済できなくなったときに備える保険です。
加入を検討する際には、特約をつけるかどうか考えたり、加入済みの保険と重複している点がないか確認したりしましょう。
※この記事は2020年3月時点の法律・情報にもとづき作成しているため、将来、法律・情報・税制等が変更される可能性があります。