家計
子育てでいそがしい主婦にぴったり!続けやすいプチ節約のすすめ
節約と聞くと、「チラシを見比べて少しでも安いスーパーをはしごする」というイメージを持つ方も多いのでは。
実際のところ、育児に追われながら節約するのは難しく、あえていうなら「贅沢をしない」なんていうご家庭も多いです。
しかし忙しい子育て世代でも気楽にできるプチ節約術はあります。
方法は大きく 2 つ。
- 支出額を減らす
- 支出額はそのままで、今のムダを減らす
1 つでも参考になるものがあれば、ぜひ試してみてくださいね。
■ 支出額を減らすプチ節約術 4 選
まずは支出を減らす方法からです。
節約は 1 度するだけでは意味がありません。
続けていくためには、なんといっても手軽さが大事です。
忙しい生活のなかで取り入れやすい方法を、4 つご紹介します。
一番に手をつけるべきは固定費の見直し
時間がない主婦の味方は、ずばり固定費の節約。
固定費とはスマホ・携帯代や住居費など、毎月同額がかかる費用のことです。
たとえば携帯電話を格安スマホに替えるだけで、すぐに結果が表れます。
注意したいのは、複雑な料金プランをしっかりと理解すること。
「最初の半年だけ割引」「事務手数料や機種代が別途かかる」などに注意して、「今後 2 年間でかかる総額はどれぐらいか?」という視点で検討してください。
電気代や保険料も、見直すことで減らせる可能性があります!
どちらも一括見積りサービスなどを活用して、一度シミュレーションしてみてはいかがでしょうか。
これら固定費の見直しは、手軽さという点でほかの節約術よりハードルが高いかもしれません。
でもその 1 回さえ頑張れば、次月から自動的に支出が減る可能性が高いです!
しかも節約額も大きいので、ぜひ検討してみてくださいね。
フリマアプリを活用する
子供が小さいうちは、半年で服がサイズアウトすることもありますよね。
その都度買い足していくのは家計にも響きます。
そこで活用したいのはフリマアプリ。
新品同様のものでも、格安で出品されていることがあります。
送料のかからない商品もあるので、ネットショッピングのつもりで探してみるのも楽しいかもしれません。
もし中古品に抵抗があって利用したことがないなら、売るサービスだけの利用もできます。
ほとんど使用せずにサイズアウトした洋服などは、定価ほどで売れることも!
梱包・発送の手間がかかったり、送料・手数料がかかったりする点には注意ですが、うまく使いこなすことで断捨離にもつながります。
処分に困る絵本なども、まとめて出品すると買い手が見つかりやすいです。
これらを活用すれば、処分することに比べて手元にお金が残るので、結果的に支出の削減につながります。
レンタルサービスを活用する
最近ではさまざまな商品のレンタルサービスが普及しています。
ある一定の時期にしか使用しないものは、購入よりレンタルするほうが節約できるかもしれません。
たとえば赤ちゃんのときにしか使わないベビーベッド、ベビーチェア、チャイルドシート、ベビーカーなどです。
月額費用を払うことで、必要な時期だけ使えます。
また洋服のレンタルサービスもあります。
月に決められた数だけ洋服をレンタルできるサービスで、サービス会社によってさまざまな特色があります。
今回は節約がテーマなので、あくまでも「衣服代の購入費用」と「毎月のレンタル代」を比較してみて、節約できそうなら取り入れてみてはいかがでしょうか。
節約には欠かせない!ポイントの利用
クレジットカードやポイントカードのポイントは、節約主婦の強い味方です。
大事なのはカードを持ちすぎないこと。
複数カードを持てば、その分ポイントが分散されてしまいます。1 つの家庭で 4 枚以内を目安に持ちましょう。
食料、日用品、衣服代が同じところで購入できるなら、ポイントの使い道にも汎用性が出ます。結果的に現金の支出が減り、節約につながりますよ!
■ 支出額はそのままで、ムダを減らす方法
節約とは、やりくりして支出額を減らすだけではありません。
今の生活の「ムダ」を減らすことで、家計に余裕が生まれることもあります。
食材を必ず使い切る
実は食材を使い切ることも、節約の王道です。
野菜室で迷子になっている野菜があると、購入時期によっては処分しなければいけません。
そうしないために、ぜひ実践したいことが 2 つあります。
ひとつは週に 1 度、冷蔵室と野菜室を空にする日を作ること。
ドライカレーやオーブン焼きなどの日を作ることで、食材をすべて使い切ります。
冷蔵庫が空だとパッとお掃除もできるので、一石二鳥です。
もう一つは、野菜を半分使うとき、残りの半分を野菜室に戻さないことです。
その日の献立で人参の千切りを使う場合は、1 本すべて切ってしまいます。
使わない分を小分けにして冷凍することで、たとえばお味噌汁の具が物足りないときなどに、さっと使えて便利ですよ。
ムダを減らすために無理をしないよう注意!
食材の使い切りにはたくさんやり方があり、マスキングテープで賞味期限を書いて貼る方法や、野菜を長持ちさせるために水につけたり芯をくりぬいたりする方法もあります。1 週間分の作り置きなども人気ですね。
ただしこれらの方法は、その分の道具や手間、時間が必要になります。
「これなら自分も続けられそう!」と思えることが大切です。
つぎに説明する内容もふまえて、無理はしないように注意しましょう。
■ プラス α で「リバウンドしない」節約を目指す
節約の敵は「リバウンド」。続かなければ意味がないどころか、その反動で使いすぎてしまう恐れもあります。
それを防ぐのが、「節約以外にもメリットがある」という視点です。
節約にプラス α できるメリットをいくつか見てみましょう。
すっきりした収納になる
たとえばフリマアプリやレンタルサービスは、節約だけでなく「すっきりとした収納」にもつながります。
捨てるのに抵抗があるからといって処分しないと、クローゼットの服は増え続ける一方。だんだんと収納があふれてしまいますよね。
収納があふれると、今あるものの把握が鈍り、似たようなものの買いすぎにつながります。それは節約とはかけ離れます。まさに悪循環です。
フリマアプリには出品や発送のわずらわしさがありますが、節約だけではない「収納のメリット」もあるため、挫折せずに続けやすいのです。
時短にもなる
節約で挫折する原因の一つに、時間や手間がかかることがあります。
節約しようとすると、「買わずに手作りする」「離れたスーパーまで買いに行く」などが面倒になり、節約が続かないことにつながります。
でも、かならずしも時短と節約が両立できないわけではありません。
たとえば料理をするとき。「炒め物では、あまり混ぜない」ことが節約につながります。実は頻繁に炒めない方が火の通りが早くなり、光熱費が節約できるのです。
同時にその間に違う料理を作れるので、時短にもつながりますよね。
このように、身近なところに時短 × 節約は隠れているものです。
「節約 × 時短」は料理ととても相性がいいです。レシピ検索をするときに、キーワードとして入れてみてはいかがでしょうか。
小さな積み重ねではありますが、節約で大事なのは継続すること=リバウンドしないことです。
一度に支出を削減することは目指さず、メリットが複数あるものからコツコツ続けてみましょう。
■ 主婦にオススメ!プチ節約のまとめ
忙しい子育て主婦にオススメしたい節約術をご紹介しました。
節約は習慣なので、1 度身に付けばどんどん簡単になりますよ。
まずは最初が肝心なので、小さなことからはじめてみてはいかがでしょうか。
- 固定費を見直すと、あとは自動的に節約が続く
- フリマアプリやレンタルサービスを活用し、支出のムダも減らす
- 節約+αの効果があるものだと続けやすい
これらを念頭に、「やってみようかな」と思えるものから実践してみてくださいね。
以上、子育て主婦にオススメしたいプチ節約術についての記事でした。
※この記事は 2020 年 7 月時点の法律・情報にもとづき作成しているため、将来、法律・情報・税制等が変更される可能性があります。