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貯金が苦手な方必見!貯金を楽しく続けるコツとは?

貯金が苦手な方必見!貯金を楽しく続けるコツとは?

近年ではSNSや動画サイトなどで家計簿や貯金額を公開したり、貯金のノウハウを広める動きが活発になったりと、貯金を楽しむ方にも注目が集まっています。

貯金が楽しいという方はいったいどうやってモチベーションを維持し、貯金を楽しんでいるのでしょうか。

今回は、貯金を楽しいと感じる瞬間やモチベーション維持の方法にくわえ、貯金を成功させるコツについても解説します。

貯金を「楽しい!」と感じる瞬間は?

純粋に貯金が楽しいという方もいれば、「達成感が癖になる」や「目標のためなら頑張れる」、「お金がないと不安」など、貯金をする理由は人それぞれです。

貯金を楽しいと感じるときは実にさまざまですが、大きく分けると以下3つにまとめられます。

数字が増えていくのを見たとき

コツコツとお金を貯めて、通帳の残高が増えていくのを見るだけでも楽しいというのは、貯金を「趣味」にしている方の意見としてよく聞きます。
目標を立てている方もいるかもしれませんが、それよりも貯金の「数字」が増えていくことに喜びを感じて、貯めるのが苦にならなくなるのです。

「お金」という、自分に深いかかわりがあって内発的動機づけにつながる数字が動くと、人はとくに関心を惹かれる生き物です。
たとえば、ゲームはレベルアップや実績収集など、自分の成長が目に見えるからこそ楽しめる娯楽です。
通帳の数字が少しずつ増えていって自分の頑張りが目に見えるという意味で、貯金とゲームは似ています。徐々にキャッシュレスが浸透してきた現代においても、趣向を凝らしたコツコツ貯めるタイプの貯金箱がリリースされ続けているのは、貯金にゲームの要素を足すことで達成感を後押ししてくれると期待して買うユーザーがいるからです。
貯金の額面が増えていくのが「楽しい」と思う理由は、貯金そのものにゲーム性を見出しているからだと考えられます。

達成感を得られたとき

貯金金額や貯金をする目的などの目標を設定していて、目標金額を達成することに喜びを感じるタイプです。
もちろん、数字だけを設定して達成するたびに嬉しくなる方もいるかもしれませんが、達成感でモチベーションを維持する方は、お金を貯めることよりも、お金を使う目標があるからこそ貯められる、というほうがより本質に近いでしょう。
目標となるのは車や住宅などライフプランに関わるもの、高額な電化製品や家具、旅行、あるいは子供のためというケースもあります。好きなことに使うにせよ誰かのために貯めるにせよ、目標を達成したときには大きな喜びが待っていることには変わらないからこそ、節約も楽しく続けられます。

安心感が得られたとき

将来の生活が不安になったとき、真っ先に考えるのは「お金」のことです。
お金があれば、病気やケガといった万が一に起こったトラブルの対処や老後の蓄えにもなるので、お金を持っているだけで安心感が湧いてきます。
この安心感を得るために貯金にのめり込み、趣味といって差し支えないくらい本気で取り組んでいる方もいます。

「やらないと気が済まない」がよい方向に働いている事例といえるでしょう。
このタイプの方は直近で欲しいものがあるわけでもなく、物欲もそこまで強くはないため、将来の備えと心の平穏のために貯金をします。やればやるほど「これで将来は大丈夫だ」という安心感を得られるという意味で小さな達成感があり、それが喜びにつながるでしょう。

貯金を成功させるコツ

一時期は貯金に楽しみを見いだせても、しばらく経つとリバウンドのようにあるだけ使い切る生活に戻ってしまう……という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
貯金を増やし続けるにはコツがあり、楽しさややる気だけでは長続きしないこともあるのです。
貯金が趣味という方は「楽しさ」と「貯金術」を駆使してお金を貯めています。
ここでは、貯金を成功させるコツについて解説します。

固定費を見直す

貯金をするためには、まず貯金に回せるお金を捻出しなければなりません。
そこで見直したいのは負担額の大きい「固定費」です。
固定費とは毎月決まった金額を支払う費用のことです。とくに負担の大きいものは住居費、保険料、通信費などが当てはまります。
固定費の見直しは、「収入が低くて貯金をする余裕がない」と思っている方や「贅沢をしていないのになぜかお金を使い切ってしまう」と感じている方が試すと効果的で、短期間で貯金を増やすことができます。

貯金に慣れていないと、食費や日用品など、毎日の買い物から減らしたいと思ってしまうものです。
これも効果がないわけではありませんが、数十円~数百円しか安くならないものを頑張って減らし続けるより、家賃を数万円下げられる場所に引っ越したり、生命保険をライフステージに合わせて切り替えたり、格安SIMを入れて通信費を数千円減らしたりという方法は節約効果が高いのでおすすめです。
固定費を見直すのは手間がかかりますが、一度下げてしまえば毎月ずっと節約効果が続き、浮いた分を貯金に回せると考えると、ぜひやっておきたい方法です。


先取り貯蓄をする

貯金に回せるお金を捻出したら、次は貯金のための仕組みを整えます。
手動で貯金を移動させるのもいいのですが、貯金用口座へ移動させるのを忘れたり、「今月はいいかな」と使い込んだりしてしまうタイミングが訪れないとも限りません。
貯金へのモチベーションをしぼませてしまう前に、給料が入ってきたタイミングでお金を自動的に貯蓄用の口座へ移す「先取り貯金」の仕組みをつくっておきましょう。
一度手元に入ってきたお金を「あえて使わない」ことには我慢が必要で、長い間我慢が続くと貯金することが苦しくなってしまいます。

勤め先で「財形制度」や「企業型確定拠出年金制度」があれば、それらの制度を利用するのが理想的です。
どちらも会社側が「貯蓄分」を先取りしてから給料を支払ってくれるため、楽にお金を貯める仕組みづくりができます。

財形制度や企業型確定拠出年金を利用できない場合には、銀行の自動入金サービスを利用して、給料が振り込まれる口座から貯蓄用の口座へお金を移してもらえるよう設定しておくとよいでしょう。

支払い状況を把握する

貯金するためのお金を捻出するために固定費の見直しを終え、貯金のための仕組みを整えたら、次はいよいよ細々とした支出の整理を行います。
そのためには、毎月どんなものにお金を使ったのかチェックし、どこで節約できるのかを考えるのが大切です。

有効なのは家計簿をつけることですが、「めんどくさい」や「今まで続いたことがない」など、家計簿に苦手意識を持っている方も多いのではないでしょうか。
そんな方は、スマートフォンの家計簿アプリを使ってみましょう。レシートを撮るだけで文字を読み取り、何にお金を使ったのか自動的に記録してくれるアプリも存在します。記録したデータをグラフで表し、どのようなものにどれくらいかかったのかを視覚的に教えてくれる機能はたいていのアプリについているので、どこを節約するべきか一目瞭然。銀行口座やクレジットカード、キャッシュレス決済などと連携してお金の一元管理をしてくれる機能もあります。期間限定キャンペーンやポイント還元などを理由に、クレジットカードやキャッシュレスなど支払い方法を使い分ける方に向いているアイテムです。

もう少し楽に収支の把握をしたい場合は、支払い方法をクレジットカードだけにするのがおすすめです。
クレジットカードを使うと毎月の利用明細に記載されるため、利用明細を使って支出の把握ができるようになります。

貯金のモチベーションを維持する方法は?

貯金のモチベーションを維持する方法は?
貯金が楽しいとはいっても、貯金をする目的やモチベーションの源はさまざまです。
「貯金について考えたことがない」という方や「貯金のモチベーションが上がらない」という方は、貯金を楽しんでいる方のモチベーションを参考に、自分ならどういうときに貯金が楽しいと思えるかを考えてみるのもよいでしょう。

ここでは、貯金のモチベーションを維持する方法についていくつか紹介します。

ゲーム感覚で楽しむ

モチベーションを保つ方法として、定期的に貯蓄用口座の金額を見ることは効果的です。
「給料1か月分の金額が貯まった」、「50万円も貯まった」、「100万円になった」など、少しずつ上がっていく数字をずっと追っていると、徐々に「この口座にお金を入れて数字を増やしたい」という願望が生まれてきます。

「限られた給料の中でどれだけ貯蓄に回せるのかベストスコアを狙う」、「1年で100万円を貯める難題に挑戦する」などゲーム感覚で楽しむと、貯金のモチベーションが持続しやすくなります。
また、ゲーム感覚で楽しむ方法には、達成したとき大きな自信と「やればできる」という自己肯定感につながるというメリットもあります。

目標を立てる

漠然と貯金をするだけではなかなか続けられないので、目標を立てて貯金をしてみましょう。
最初から高すぎる目標だと心が折れてしまう方は、小さな目標から始めて、少しずつ高い目標にしてみましょう。

高い目標の目安は数千万円単位で考えてみるのもいいでしょう。
マイホーム購入のための資金として貯めるという方もいますし、最近ではFIREという早期リタイアを目指す方も増えています。FIREとはFinancial Independence,Retire Earlyの略で、「経済的自立」と「早期リタイア」を指す造語です。簡単にいうと、リタイア後の年間支出の25倍にあたる資金を用意し、それを投資に回して不労所得で生きていく生活を30~40代で実現しようという考え方です。

たとえば、リタイア後に1か月20万円で暮らしていく場合は、年間支出は240万円。
240万円×25倍で6,000万円もの金額を貯めなくては早期リタイアが難しい計算になります。
また、貯金と投資信託を組み合わせて、40~50代までの早期リタイアを目指す若者も増えており、「できるだけ早く仕事を辞めて、人生をゆったりと過ごしたい」という高い目標を貯金へのモチベーションに変えている方もいます。

メリハリをつける

貯金をするためには節約生活も大切ですが、自分が欲しいと思っているものをすべて我慢するような生活では、すぐに苦しくなってしまいます。
だからこそ、「本当に欲しいもの」や「家族や自分へのご褒美」は奮発して買うことも大切です。

もちろん、なんでもかんでも買ってよいわけではありません。
支出を抑える努力は節約のためではなく、「本当に欲しいもの」を見極めるために、あえて少し財布のヒモを緩めるのだと考えるのです。そうすることで、「これはすごく欲しかったものだけど、買ってみたらそうでもなかった」という失敗経験を経て「本当に買ってよかった!」という喜びが生まれ、それが貯金をますます楽しくする要因になります。
何が無駄で、何に価値を感じているのか、普段の生活ではめったに自覚できません。
適度に賢く「使う」メリハリが貯金のモチベーションを支えてくれるでしょう。

支出のコントロールを楽しもう!

今回は、「どうやったら楽しく貯金ができるのか?」をテーマに、貯金のコツやモチベーション維持の方法について紹介しました。
貯金は収入よりも支出を減らして余剰金を生むことで増やせます。つまり、支出をコントロールすることに楽しさを見出せれば、貯金は何倍も面白くなるのです。

そうはいっても、今は超低金利の時代。ただ現金を預金口座に預けておくだけではなかなか増えません。
貯金の習慣が身についてきたら、投資信託やNISA、iDeCoなどを利用して、お金を「増やす」フェーズに突入してもよいかもしれません。
貯金の目的によって投資をすべきかどうかは変わりますが、日々の貯金にくわえ、金利がプラスされて少しずつ増えていく投資は、貯金の面白さを底上げしてくれるでしょう。

貯金は将来のための保険にもなります。
日々の支出や支払い方法を見直し、コツコツと貯金をする以外にも、投資信託や確定拠出年金制度などの活用も検討し、お金の使い方を見直してみることをおすすめします。

自分で調べることも大切ですが、今の家計には何が必要なのか、プロの意見を仰ぐのも1つの手段です。
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※この記事は2022年3月時点の法律・情報に基づき作成しているため、将来、法律・情報・税制等が変更される可能性があります。

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