家計
おつり貯金でムリなく自然に貯めよう!

「続けよう、続けなくてはと思いながらも、なかなか続かないのが積立貯金」という人もいるでしょう。
そんな、積立がニガテな人、積立は先取り貯金できちんとできているけどもう少し増やしたい人は、スマホのアプリを使っておつり貯金をしてみてはいかがでしょう。
クレジットカードやデビットカードで買い物すると、事前に選んでおいた金額と支払った金額の差額、つまり、おつりが自動的に貯まる仕組みです。ムリなく自然に貯まりそうですね。
おつり貯金をするには事前登録手続きが必要!
おつり貯金ができるスマホのアプリは「フィンビー」と「しらたま」です。どちらも、スマホにアプリをダウンロードし、事前登録をすると貯金できるようになるのは同じですが、登録の仕方や対応している銀行(おつり貯金ができる口座)などは異なります。
「フィンビー」でおつり貯金ができるのは、住信SBIネット銀行、みずほ銀行、千葉銀行、北洋銀行です(順次、追加予定)。事前登録は、デビットカードの場合は、おつり貯金が「デビットカード」が選択されていることを確認し、おつり計算の単位(後述)を選んでオンにします。クレジットカードの場合は、そのクレジットカードとの連携作業をしてから、おつり貯金の登録済みクレジットカードを選び、その後はデビットカードと同じです。
「しらたま」でおつり貯金ができる銀行は、現在のところ、住信SBIネット銀行のみです(今後、拡大予定)。事前登録は、自動家計簿アプリ「マネーフォア―ド」を開設し、クレジットカードを同期させてから、おつり計算の単位を選びます。
おつり貯金は、貯金できる銀行が少なく、まだ始まったばかりのサービスと言えます。事前登録手続きは少し面倒ですが、一度、手続きをしておけば、あとはデビットカードかクレジットカードで買い物をするたびに自然に貯まっていくシステムを作れるので、積立がニガテな人やもっと積み立てたい人は、貯金の一手段にするといいでしょう。
100円・500円・1,000円から選択。支払った額との差額が貯金に回る
おつり貯金は事前に、おつり計算の単位を選びますが、「フィンビー」・「しらたま」のどちらのアプリも同じで、100円・500円・1,000円のどれかから選択します。その単位と、デビットカードかクレジットカードで支払った金額の差額が貯金に回ります。
例えば、360円の本をクレジットカードで買ったとします。選択している金額が100円だと40円、500円だと140円、1,000だと640円が貯金されます。100円を選択している場合の貯金額が40円なのは、支払い額より大きい100の倍数の差額を貯金するルールだからです。500円と1,000円も同じルールです。
1,000円を選択すると、貯金に回る金額が多くなるかもしれないので、100円か500円でスタートするといいでしょう。これで様子を見て、貯金できる金額が少なすぎると感じたら1,000円に変更してもOKです。
貯金に回したお金は、銀行内の別口座に移されるので、せっかく貯金しても知らない間に使ってしまったということはありません。別口座に移動する際、振込扱いになって手数料がかかる銀行もあるので、事前に調べて手数料のかからない銀行を使いましょう。
なお、2つのアプリには、おつり貯金以外の貯金メニューがあります。「フィンビー」は、歩数貯金、シェア貯金、ワンタップ貯金、チェックイン貯金など、「しらたま」は毎日決まった額を積み立てることもできます。
※この記事は2018年8月時点の法律・情報にもとづき作成しているため、将来、法律・情報・税制等が変更される可能性があります。
・お金に関する不安・お悩みを解決!ファイナンシャル・プランナーへの相談はこちら