おでかけ・趣味
年に一度、豪華な旅行に行くための家計診断

普段は節約生活をしていても、「年に1度は豪華な旅行に出かけたい!」と日々の貯蓄を頑張っているご家庭もあるでしょう。家計から無理なくレジャー費を捻出するために、どのようなポイントに気をつければ良いのでしょうか。
■どんな旅行がしたい?妥当なレジャー費を考える
旅行に対する考え方は各家庭によって異なっており、「年に1度の豪華な家族旅行」の予算もそれぞれ異なります。まずは家族でそれぞれ「どんな旅行がしたいか」、「旅行に行きたいところ」、「旅行先でしたいことはあるか」などを話し合い、どの程度の貯蓄があれば希望の旅行ができるのかをハッキリとさせましょう。
・行きたい場所が決まっている場合
「熱海の温泉でのんびりしたい」、「ハワイの海で泳ぎたい!」など、行きたい場所やしたいことが決まっている場合は、それに必要な費用を調べましょう。交通費や宿代などは時期によって価格が大きく異なるため、「いつ行くか」というタイミングを決めることも重要です。旅行する行き先や時期が決定したら、それまでにどのように家計を節約すれば目標額に達成するかが見えてきます。
・行きたい場所が決まっていない場合
行きたい場所が特に決まっておらず、計画が漠然としている場合は、まずは「いつ行くのか」という旅行のタイミングだけ決めてしまいましょう。行く時期が決まったら、それまでに無理なく貯蓄できる金額を設定します。予算があらかじめ決まっていれば、どこに行くかという計画はおのずと立っていきます。「いつ」、「いくらで」行くのかを決めてしまうのが、旅行貯蓄の秘訣です。
■帰省を旅行に!お得なレジャーとは?
子どもが小さいうちは、「祖父母が子どもの顔を見たがるので、年に数度の帰省の回数を減らせない」という家庭も多いかもしれません。そうした場合、旅行の行き先を実家の周辺にして帰省とタイミングを合わせれば、旅行の交通費を節約することができます。さらに、こちらが帰省するのではなく、祖父母の方を自宅に招くなど、帰省の費用を少しでも浮かす工夫をしてみましょう。
また、「レジャーが年に1度の家族旅行だけというのは寂しい」という人は、お得に遊べるレジャーを探してみましょう。子どもが小さなうちは、近所の自然公園にピクニックに行くだけでも立派なレジャーになります。最近では、必要な道具をレンタルできるバーベキュー場やキャンプ場なども増えてきました。クレジットカード会社や保険会社などの特典でもらえるテーマパークの招待券などを活用するのもおすすめです。
■節約できる家計は?長期的計画を立ててみる
生活費やローン返済、教育費など、日々の生活で必要なお金は多く、旅行費用の積み立てはどうしても後回しになりがちです。「旅行費用を貯蓄したいけど、家計に余裕がない」という人は、家計の中で無駄に使ってしまっているお金がないか、もう1度見直してみることをおすすめします。予算を決めずにぼんやりとお金を使ってしまっている場合は、予算をしっかりと定め、その範囲で家計をやりくりするクセをつけましょう。
また、食費や光熱費などはしっかり節約できていても、通信費や新聞・雑誌購読費などは見過ごしてしまいがちです。安いプランに乗り換えたり、定期購読をやめてみたりすることで、少しずつでも貯蓄に回せるお金が出てくるかもしれません。
1年単位ではなく、数年単位の長期的な視点で家計の計画を立てるのも重要です。例えば車の買い替え時と子どもの進学時期が重なった場合、その年の家計が赤字になってしまうことも考えられます。大きな支出が重なりそうな年を予測したうえで、教育費やレジャーのための貯蓄計画を立てましょう。
お金に関する不安・お悩みを解決!ファイナンシャル・プランナーへの相談はこちら