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旅行好き必見!高利回りでお得な「旅行積立」の活用法

「旅行に行くために貯金しよう」と思っている人にとって、とてもお得なサービスが、旅行積立です。
大きなメリットとして、利回りが良いという特徴があり、旅行資金を貯めながら増やすことができます。
以下では、旅行積立の仕組み、メリット、注意点などをご紹介します。
■普通預金の100倍お得!?
旅行積立は、旅行会社や航空会社が行っているサービスの1つです。旅行資金を積み立てて、満期になるとサービス額が上乗せされ、旅行費用や航空券として利用することができます。
旅行積立のメリットは、普通預金よりも圧倒的に利回りが良いことです。
上乗せされるサービス額は年利換算となっており、JAL旅行積立で積立額の2.5%、JTBたびたびバンクではプランによって異なり、1.5~2.5%となっています。(2016年6月現在)
近年、銀行の普通預金の年利は0.02%前後ですから、旅行積立のほうが100倍以上お得になる場合があるのです。
クレジットカード払いで積み立てられる場合は、ポイントが貯まるのでさらにお得です。また、積み立てを行うことで、各旅行会社や航空会社独自のポイントが貯まることもあります。
これらは、銀行の預貯金にはないメリットです。
■定期積立、一時払いなど、プランも豊富
旅行積立のプランは、大きく分けて「毎月払いコース」と「一時払いコース」の2種類があります。
◇毎月払いコース
月々の支払額と支払い回数を設定し、毎月一定額を積み立てていくコースです。支払回数が12回なら1年で満期となり、支払回数が24回なら2年で満期となります。満期を迎えると、支払総額にサービス額が上乗せされ、旅行や航空券に利用できます。
期間を決めて、毎月コツコツと旅行資金を積み立てたい人におすすめのコースです。
◇一時払いコース
まとまった金額を一括で支払い、満期になるまで預けておくコースです。年単位、あるいは半年単位の預入期間を設定します。預入期間が長いほど、満期時に加算されるサービス額が増えます。
ボーナスや預貯金を利用して、将来の旅行資金を効率的に増やしたい人におすすめのコースです。
このように、旅行積立を利用すれば、将来の旅行資金を貯めながら増やせるというメリットがあります。
なお、旅行会社や航空会社によっては、積み立てた旅行資金を数年間に分割して毎年利用できる年金プランもあります。年金プランは他のプランより利回りが良いことが多く、特にお得です。
そのほか、満期を設定せず、積み立てられるときに積み立て、必要なときにいつでも利用できるプランもあります。
■宿泊、交通、食事、買い物など用途色々
旅行積立で積み立てた資金は、旅行券として受け取るのが基本です。(専用のカードが発行される場合もあります)
旅行券は、その旅行会社や航空会社の旅行商品に利用できることはもちろん、他社の旅行商品に利用できる場合もあります。国内外のパッケージツアー、各種手配旅行や宿泊、国内航空券、国際航空券、旅行保険など、使い方は自由です。
さらに、旅行券は、旅行や交通以外にも、さまざまなサービスに利用できます。提携のゴルフ場、レンタカー、ホテルの宿泊や施設利用、レストランなど。航空会社の旅行積立の場合は、機内販売や空港免税店でのショッピングも可能です。
旅行券の用途は旅行会社や航空会社によって異なるので、旅行積立を利用する場合は、自分の使い道に合ったものを選びましょう。
■現金受け取りはできないのでご注意を
旅行積立は、一般的な銀行預金と違って、積立額を現金で受け取ることはできません。
たとえ途中で解約した場合も、それまでの積立額が現金で戻ってくるわけではなく、旅行券(またはポイントなど)で受け取ることになります。
なお、旅行券には各社規定の有効期限があるので、それまでに使い切れるよう、予め使い道を決めておくと安心です。
このように、旅行積立を利用するときは、積み立てた資金の用途が限定されていることを頭に留めておかなくてはなりません。とはいえ、利回りが良いというメリットがあるので、旅行や航空利用のために貯金したい人にとっては、お得なサービスであるといえるでしょう。
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