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「健康診断で引っかかった!」医療保険はどこから見直すべき?

「健康診断で引っかかった!」医療保険はどこから見直すべき?

健康診断で何らかの異常が見つかったときには、再検診を受診して、結果的に何事もなかったとしても、異常が見つかったというだけで不安になるものです。最近、健康診断を受けて異常や再検診を勧められた方はこれを機会に、医療保険の見直しを行ってみましょう。

■貯蓄額や家族は?昔と今の状況を比べてみる



年齢を重ねると、どこかしら身体に不調が出てくるものです。若い頃は健康診断を受けても何の異常も見つからなかったものが、中年にさしかかると血液診断でコレステロール値などの数値が高いと指摘されたり、要観察の結果が出たりと、何らかの異常が見つかることが多くなってきます。健康診断健康診断で異常が見つかったときには、再検診を受けると同時に、この機会に「自分が今、病気やケガで入院したら家族の生活はどうなるだろう」と考えてみましょう。

いざというときの必要な費用の額は、収入や貯蓄額、家庭環境、ライフプランなどによって、大きく異なります。
独身で健康だった若い頃と、年齢を重ねた現在では、自分自身や周囲の環境が大きく異なっているのではないでしょうか。結婚して子育て中の方もいるでしょうし、マイホームを購入した方や、独立して自営業になった方もいるかもしれません。
若くて健康なころに加入した医療保険を健康診断健康診断の結果が良い時期が続いたため見直していない方は、現在加入している医療保険医療保険の保障内容を見直し見直してみることが大切です。

■これから必要になる保障は?

●結婚して子育て中の方
健康診断で異常の有無にかかわらず、子育て中で小さいお子さんのいる方は、自身が病気やケガで入院するなど万が一の場合を考えると、一生のうちでも特に手厚い保障が必要な時期といえます。病気やケガで入院するなどによって収入が途絶えてしまった際に、家族が十分暮らせるだけの貯蓄がある方はそれほど心配したり保険で備える必要はないかもしれません。しかし多くの方は「子どもの教育資金などを考えると、貯蓄は切り崩したくない」と考えるのではないでしょうか。
年を重ねれば重ねるほど、病気になるリスクは高くなっていきます。貯蓄を切り崩すことなく、病気やケガによる経済的ダメージを少しでも軽減するためにも、医療保険の保障内容を見直しすることが大切です。

●自営業の方
自営業の方は会社員とは異なり、会社の福利厚生を利用することができません。自身が働けない期間の代替人員を補充し人件費が膨らんだり、商売を休まざるを得なくなってその期間の収入が途絶えたりすると、大きな経済的ダメージを受けることになってしまいます。
医療保険を見直しする際にはそういったリスクも十分に考え、一般的な入院や手術に対する保障はもちろん、三大疾病などに特化した特約をつけるなど、少しでも経済的なダメージを軽減できる保障内容を選ぶことをおすすめします。

■年齢や病歴によって保険料は変わる



健康診断で異常や悪い結果が出なかった場合でも、年齢が上がるにつれて病気になるリスクは高まっていきます。
そのため医療保険では、リスクが高まると保険料が高くなる仕組みのため、年齢が上がるごとに保険料が高くなっていくのが一般的です。若くて健康な時期に加入したときには医療保険は安い保険料であっても、更新のたびにに保険料が上がり、最終的に支払う保険料の合計額が大きくなってしまうというケースもあるため、医療保険に加入する際には最終的に支払う保険料の合計額に関してもチェックすることが大切です。また、若い頃に契約して長く加入している医療保険の場合は、保障内容と保険料が釣り合っているかどうかを見直してみる必要もあります。

なお、新しく医療保険に加入する場合、病歴によっては加入を断られてしまうことがあります。持病や病歴が特になくても健康診断で指摘された項目によっては、保険会社から厳しい判断が下されることもあるのです。
仮に、加入できたとしても保険料が割増になったり、持病に対しては保険金の支払い対象外になったりと、何かしらの保険の引受条件がついてしまうこともあるなど、健康状態は医療保険の加入に大きな影響を及ぼします。

医療保険の見直しを行う際には、年齢や健康状態、これからのライフプランを考えた上で、自分の環境に合った保障内容になるように見直すことが大切です。保険や家計のプロであるファイナンシャルプランナーと相談しながら、適切な保険を選ぶことをおすすめします。

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