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大流行の兆し!「歩く肺炎」マイコプラズマ肺炎とは

大流行の兆し!「歩く肺炎」マイコプラズマ肺炎とは

冬は寒く、乾燥しやすいことからさまざまな病気が流行します。中でも、現在大流行が予想されているのがマイコプラズマ肺炎です。2016年10月3日~9日までの1週間の症例報告数を見てみると、過去10年間で最も症例報告数が多かった2011年~2012年の同週の報告数を上回っています。
とはいえ、マイコプラズマ肺炎はあまりメジャーな病気ではないため、知らない方もいるでしょう。歩く肺炎とも呼ばれるマイコプラズマ肺炎は、どのような病気なのでしょうか。
今回は、今冬大流行の兆しがあるマイコプラズマ肺炎についてご紹介します。

■マイコプラズマ肺炎とは?

マイコプラズマ肺炎は、「肺炎マイコプラズマ」という細菌に感染することによって起こる呼吸器感染症で、異型肺炎や非定型肺炎とも呼ばれる病気です。肺炎は通常細菌やウイルスによって感染しますが、マイコプラズマ肺炎の原因であるマイコプラズマは病原性微生物という細菌ではなく、ウイルスでもないものです。そのため、異型や非定型と呼ばれています。
マイコプラズマは、人や動物に寄生することで増殖します。気道粘膜で特に増殖しやすく、これによって上気道や気管、気管支、肺胞などの粘膜が破壊されます。その結果、炎症を起こすのです。マイコプラズマの潜伏期間は2週間から3週間程度が一般的ですが、中には1か月ほど後になって発症するケースもあります。感染後1週間~1か月程度まで病原菌の排出が行われるため、長期間感染力がある病気であるといえます。
マイコプラズマ肺炎の主な感染経路は、咳やくしゃみなどによって病原体に接触することだとされています。手すりやつり革といった不特定多数の人が触るものにも注意が必要です。マイコプラズマ肺炎は比較的症状が軽いことが多く、肺炎と気付かないままに生活するケースが多くみられます。その過程で病原体が広くまき散らされることから、歩く肺炎とも呼ばれています。

■マイコプラズマ肺炎の自覚症状



マイコプラズマ肺炎は気付づきにくいものであり、早期発見するためにはどういった症状が出るのかをよく知っておく必要があります。マイコプラズマ肺炎では、どういった症状が現れるのでしょうか。

マイコプラズマ肺炎では、38℃以上の熱が急に出ることが多いといわれています。微熱で発症するケースもありますが、どちらにしても発熱があった場合は注意が必要です。また、発熱に伴い全身の倦怠感、頭痛、痰を伴わない咳など通常の風邪と似たような症状ではありますが、咳は熱が下がった後も長期にわたって(3~4週間)続くのが特徴です。一部の人は肺炎となり、重症化することもありますので咳が長引く場合にはマイコプラズマ肺炎を疑いましょう。

マイコプラズマ肺炎からくる咳の代表的な症状としては、空咳です。発熱の2日ほど後から出始めるとされていて、特に夜にひどくなります。咳が出始めてから数日後には痰の絡んだ咳に変わるため、この変化も特徴だといえます。また、マイコプラズマ肺炎にかかった人の25%が胸痛を訴えているというデータもあります。この場合、肺と肋骨の間の胸膜が炎症を起こしている可能性があります。咳などとともに胸に痛みを感じた場合にも、自己判断せず、すぐ病院で診てもらいましょう。


■何度もかかる可能性があるため注意が必要




マイコプラズマ肺炎では、不顕性感染症という、感染しても発病しないまま終わるケースが多くあります。そのため、発表されている患者数よりも多くの人が感染している可能性があります。
このマイコプラズマ肺炎は、一度感染・発症したからといって永続的な免疫ができるわけではありません。そのため、場合によっては何度も感染してしまう可能性があります。だからこそ、怪しい症状があれば風邪だと決めつけず、早めに病院を受診することが大切です。

※この記事は2016年11月時点の法律・情報にもとづき作成しているため、将来、法律・情報・税制等が変更される可能性があります。

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