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ペット保険って入るべき?ペット保険の基本と選び方のポイント

ペット保険って入るべき?ペット保険の基本と選び方のポイント

ペットは大切な家族の一員。ペットが病気やケガをしたら、最善の治療を受けさせたいものです。とはいえ、そこで気になるのがペットの医療費。人間とちがって健康保険制度はありませんから、ペットの医療費はすべて自己負担となって往々にして高くなりがち。そこで注目したいのが、ペット保険です。今回は、ペット保険についての基本的な情報から、加入するメリット、選び方のポイントについてご紹介します。


■人間より高い!? ペットの医療費、どのくらいかかる?

ペットを飼っている人の中には、ペットが体調を崩したりケガをしたりしたときに動物病院で治療を受け、高額なお会計にびっくりした経験がある人も多いかもしれません。先述したように、ペットの医療費はペット保険に加入していない限りすべて自己負担。また、動物病院は自由診療のため、治療費は病院によって異なります。そのため、ちょっとした病気やケガでも、人間以上に治療費がかかることもしばしば。
そこで、一般的な動物病院にかかった想定で、事例ごとの負担額例をみてみましょう。

・おもちゃを誤飲

子犬によくみられるのが、おもちゃなどの異物を飲み込んでしまったという事故。こういった事故では、例えば、「レントゲンを撮って異物の有無を確認→胃の中に異物発見→全身麻酔をして内視鏡手術→経過観察のため1日入院」といった処置が行われます。

このときかかる費用は、約49,500円

内訳としては、初診料:1,500円、レントゲン:5,000円、全身麻酔:15,000円、内視鏡検査:20,000円、入院:4,000円、点滴:4,000円などとなります。

さらに、手術が必要となる場合には別途費用が必要です。



・原因不明の下痢

ペットがおなかをこわして下痢が数日間続いた場合にも、高額な医療費がかかることがあります。下痢の原因は、寄生虫やウイルス感染、腸炎、膵炎(すいえん)、精神的ストレスなどさまざまですから、原因を突き止めるために血液検査やレントゲン検査、超音波検査などが必要になります。また、下痢が長引くと脱水症状に至ることもあるため、点滴や注射をすることも。

こういった処置にかかる費用は、約25,500円

内訳としては、初診料:1,500円、入院:4,000円、血液検査:5,000円、レントゲン:5,000円、超音波検査:3,000円、処置:1,000円~、点滴:4,000円、注射:1,000円、内服薬:1,000円などとなります。なお、処置料に関しては、処置の内容によって変動します。



※上記の例は首都圏内の複数の動物病院での診療費用を参考に算出した金額例です。実際の治療費については各病院により異なりますので、あくまで目安としてご覧ください。

■ペット保険ってどんなモノ?キホンを知ろう



Dog having ultrasound scan in vet office. Little dog terrier in veterinary clinic



前項でご紹介したとおり、自己負担では場合によって高額になることもあるペットの医療費の負担を軽減してくれるのが、ペット保険です。
最近では、ペットショップでペットを購入する際にペット保険に加入することが一般的になりつつありますが、それでも日本のペット保険加入者は諸外国に比べるとまだまだ少ないのが現状です。そもそも、ペット保険とはどのようなものなのか。
ペット保険の基本的な内容をご紹介します。

・ペット保険の補償内容は?

ペット保険を扱っているのは、損害保険会社や少額短期保険会社です。商品によって内容は異なりますが、加入することで通院や入院、手術などの際に保険金が支払われます。また、ペットが他人をケガさせてしまったときや他人の物を壊してしまったときなど、損害賠償責任が生じた際に補償が受けられるものもあります。なお、飼い主の故意によるケガや病気、予防接種やワクチン接種などの予防医療、去勢手術や避妊手術のようなケガや病気に該当しないものについては補償対象外になることがほとんどです。



・対象となるペットの種類は?

ペット保険の多くは犬や猫を対象としていますが、商品によっては鳥類や爬虫(はちゅう)類を対象としているものもあります。


■ペット保険の選び方のポイント



ペットの医療費負担を軽減するために便利なペット保険。なお、現在多数の保険会社がさまざまな商品を取り扱っているので、加入の際にはどの商品が最適なのかよく検討する必要があります。
選び方のポイントとして、以下の項目をチェックしてみましょう。

・選び方1:対象となるペットの種類をチェック

先述したように、犬や猫はほとんどの商品で加入対象となっていますが、爬虫類や鳥類、ハムスターやうさぎなどは商品によって対象外の場合も。また、犬や猫に関しても、種類や体重によって保険料が異なることがあるので、その点も確認しておきましょう。



・選び方2:補償割合をチェック

ペット保険のほとんどは、かかった診療費に対して一定割合で保険金が支払われる仕組みになっています。この割合は商品によって異なり、例えば50%、70%、100%などさまざま。割合が高くなればなるほど保険料は高くなりますが、それだけ補償内容は充実します。



・選び方3:加入対象年齢、更新可能年齢をチェック

ペット保険も、人間の医療保険と同様に加入可能な年齢、更新可能な年齢に制限があります。特に気をつけておきたいのが更新可能年齢について。原則として終身の商品もありますが、「満17歳まで」「満12歳まで」といったものも。年齢制限のある商品の場合、それ以降は補償が適用されなくなるため注意が必要です。



・選び方4:補償開始時期をチェック

ペット保険には、待機期間というものがあります。これは、契約を完了から補償が開始されるまでの期間のことで、この間にかかった医療費に対しては保険金が支払われません。待機期間は保険会社によって設定されており、ケガの場合・病気の場合などで日数が異なるため注意が必要です。



・選び方5:保険金の請求方法をチェック

ペットが動物病院にかかった際の保険金の請求方法は、動物病院に保険証を提示して窓口で精算するか、後日に郵送で請求書類を送り、指定口座に振り込んでもらうかのいずれかになります。前者の場合には自己負担額のみを支払えば済みますが、後者の場合にはいったん全額を支払う必要があります。そのため、大きな手術を必要とするようなケガや病気などをした場合には、一時的とはいえ負担が大きくなることも。



意外とかかるペットの医療費ですが、可愛いペットには十分な医療を受けさせてあげたいもの。そんなとき、ペット保険は家計の助けになります。ペットがいる人やこれからペットを飼おうとお考えの場合は、ぜひこの機会にペット保険への加入を検討してみてはいかがでしょうか。

※この記事は2017年1月時点の法律・情報にもとづき作成しているため、将来、法律・情報・税制等が変更される可能性があります。

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