家計
作り置きレシピで、節約しながらおいしく食べよう!一人暮らしのための食費節約術

一人暮らしの家計の節約として、見直せる幅が大きいのは食費です。でも、節約のためとはいえ物足りない食事は食べる楽しみに欠けますし、毎日きちんと栄養バランスの取れたおいしい食事をしたいものです。そんな方におすすめなのが、作り置き。作り置きをすることで食材を余らせることなく効率よく料理ができるようになります。
■節約しながら、毎日の食事作りを簡単に!作り置きのメリット
一人暮らしの場合、せっかく買った食材を使い切れずに捨ててしまうこともあるのではないでしょうか。特に、足の早いお肉やお魚、野菜といった生鮮食品は、使い切れないまま賞味期限を迎えてしまうことも。それに、毎日料理をするのはなかなか面倒なもの。そうなると、ついつい外食をしたりコンビニでお弁当やお総菜を買ったりすることが増え、食費がかさむばかりか、栄養面でも偏りやすくなってしまいます。
その点、作り置きでは1週間分の料理を時間のある休日などに済ませて冷凍保存または冷蔵保存しておくことで、食材の無駄を防ぐことができます。また、スーパーの特売日にまとめ買いをすれば、こまごまと買うよりも断然お得。さらに、毎日の料理の手間がグッと減るだけでなく、あらかじめ栄養バランスがきちんと取れた献立を考えることも可能です。
■作り置きをする際のポイントは?
まずは、1週間分の食材予算を決めましょう。一人暮らしであれば3,000円~5,000円程度が目安です。そして、あらかじめ1週間のおおよその献立を決めておきます。そのうえで、スーパーの特売日を狙ってお買物へ。ネットスーパーでまとめて買うというのもひとつの方法です。
お買物を済ませたら、すぐに食材の下準備と調理をしましょう。
米は、1週間分を一度に炊いて小分けにして冷凍庫へ。このとき、温かい状態で、すぐにラップに包みくるんで(なるべく空気を抜くようにして包みましょう)、粗熱が取れてから冷凍しておくと、解凍したとき炊きたてのようなふっくら感と風味が味わえます。スープもまとめて作って、一杯分ずつジップロックに入れて冷凍しましょう。食べるときは、器に冷凍スープを入れて電子レンジでチンするだけ。冷凍のままスープジャーに入れて持っていけば、お弁当にもなります。
野菜やお肉は、常備菜にしてタッパーに入れて冷蔵庫で保存したり、下ごしらえや下味をつけて冷凍庫で保存したりしましょう。
■作り置きにおすすめの食材やおすすめのレシピは?
作り置きにおすすめなのは、いろいろなレシピに使い回せる定番食材。野菜なら、ニンジン、じゃがいも、大根といった根菜類や、ホウレンソウや小松菜などの葉物類、安価なモヤシやきのこ類など。お肉なら鶏むね肉や鶏ひき肉、豚コマ肉などが向いています。魚類は、生物よりも缶詰のほうが使いやすく保存が利くのでベターといえます。
上記の食材であれば、ミネストローネスープ、大根ステーキ、ホウレンソウとツナ缶炒め、鶏そぼろ、鶏の南蛮漬け、肉じゃが、小松菜のおひたし、モヤシのナムルなどが作れます。余ったお肉はみそ漬けにして冷凍庫へ。日持ちのしないきのこ類は、サッと湯通しして塩をふりかけ、保存ジャーへ。そのまま豆腐やサラダに乗せてもおいしく食べられ、炒め物にも使えます。
この他、ひじきや切り干し大根、高野豆腐といった乾物類や、卵や牛乳、ヨーグルトといった乳製品、ウインナーやベーコンなどの加工食品もあると便利です。
このように、食材を安いときにまとめて買って常備菜をたくさん作ったり、食材を冷凍保存したりすれば、節約をしながら簡単においしい食事が実現できます。
食費を上手に節約すれば、毎月の支出を大幅に抑えることも夢ではありません。
ぜひ作り置きを活用して、おいしく楽しく身体にも嬉しい節約をしましょう。
※この記事は2017年1月時点の法律・情報にもとづき作成しているため、将来、法律・情報・税制等が変更される可能性があります。
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