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資格保有FP数:410名(2017/09/25 現在)

目的別保険の選び方

万一の時のために

一寸先は闇といいますが、人生には、思いがけないことが起こります。健康であっても不慮の事故に見舞われて、日常生活を送ることが困難な状態になることも、最悪の場合は死亡することもありえます。また急病をえて、長期の治療が必要になり職を失うことも起こりえます。生命保険は、そんな「万が一」のことが起こった時の経済的負担に備えるために、多くの人が掛け金を出し合う相互扶助の仕組みです。

万一の場合に備えられる保険

生命保険の主な機能の一つは、家計を担う立場の人が死亡した場合に保険金を受け取れる死亡保障です。生命保険には、定期保険、終身保険、養老保険の3つの種類があります。

・定期保険
被保険者が保険期間内に死亡または高度障害を負った場合に死亡保険金または高度障害保険金が支払われます。
満期時に被保険者が生存していても満期保険金は支払われません。
・終身保険
死亡保障が生きている限り続きます。満期という概念がありませんので、満期保険金といった生存給付はありません。
・養老保険
被保険者が、保険期間中に死亡または高度障害を負ったときは保険金が支払われ、満期時に生存している場合には死亡保険金と同額の満期保険金が支払われます。

上記の3種類以外にも、定期保険の一種である「収入保障保険」という保険があります。収入保障保険は、病気やケガで働けなくなった時のリスクに備える保険です。保険金が、毎月お給料のような形で支払われますので、子どもが小さい、貯蓄が少ないといった家庭に最適の保険です。

万一の時のための保険の必要性

家計を担う立場の人に、万が一のことが起こった場合、残された家族の生活を維持するためには大きなお金が必要になります。夫婦共働きで家計を担っていたとしても、片方が高度障害になったり死亡したりすると、家計の収入減は避けられない事態です。必要なお金のすべてを貯金で備えられれば一番ですが、子どもが小さい若い夫婦では、子どもが成長するまでの長期間の生活費を自助努力でまかなうのは、ほぼ不可能なのではないでしょうか。いざというきの経済的リスクを保障するものとして、生命保険に加入している人の割合は、男性が80.9%、女性が81.9%(生命保険文化センター平成25年度「生活保障に関する調査」)と、生命保険の必要性の高さがうかがえます。
生命保険は、残される家族のために加入するものです。現在の家計の状況、今後の家族のライフプランなどから、保障額がいくらあれば良いのかを考えることから始めましょう。一般に、末子が大学を卒業する22歳までの期間までの生活費、住居費、教育費を算出し、遺族年金などの公的な保障や、預貯金などを差し引いた金額を必要保障額として考えます。保障は大きければ大きいほど安心とも言えますが、保障が大きいということは、それだけ保険料が高くなることが考えられます。保険料が負担となって家計を圧迫し、預金が出来ないといったことがないよう、現在の生活に見合った必要な保障を考えることも重要です。子どもが生まれた場合は、親として保障額を増やすことを検討しないといけませんし、子どもの成長につれて親としての責任は小さくなりますので保障額を減らすことが可能になります。家族の状況の変化に応じて、こまめに保障を見直すことが大事です。

保険のメリット・デメリット

保険の魅力は、何といっても少しの掛け金で大きな金額の保障を持つことができることです。定期保険、終身保険、養老保険は、それぞれ特徴に応じてメリットとデメリットがあります。生命保険に入る目的は何なのか、保障期間はいつまでにすればよいのか、ご自分と家族のライフプランから、最もふさわしい保険を選びましょう。

定額保険 メリット ・保障期間が一定のため、少額の保険料で大きな保障を付けることが可能。
デメリット ・解約返戻金が少なく、「掛け捨て」型である。
更新すると、一般に保険料が上がる。
こんな方にお勧め ・子どもが大きくなるまでの一定期間は、親の責任として大きな保障が欲しい。
・収入が少ないが、家族を守れる保障が欲しい。
終身保険 メリット ・生涯、保障が続くため、「掛け捨て」とならず遺族保障に優れている。
・更新型ではないため、保険料が一定。
解約返戻金が大きいため、貯蓄性がある。
デメリット ・定期保険に比べて保険料が高い。
こんな方にお勧め ・期間にしばられず、一生涯保障を持ちたい。
・保障を優先しつつも、ご自分の老後にも備えたい。
養老保険 メリット ・満期時に生存している場合、死亡保険金と同額の満期保険金が受け取れる。(貯蓄性がある)
・解約返戻金も高額。
デメリット ・死亡保障と生存保障を兼ね備えるため、保険料が高い。
こんな方にお勧め 退職までに目標金額を作りたいといったような、長期間で確実に蓄えたい人。

*上記は一般的な生命保険商品の特徴を表したものであり、必ずしも現状販売されている商品のすべてに当てはまるものではありません。また保険料や解約返戻金の水準も個々の商品により異なりますので、必ずしも上記の説明の通りにならない場合もあります。実際に保険商品をご検討される場合は、パンフレット等の募集資料でご確認ください。

「万が一」といったリスクは、いつ起こるか分かりませんし、誰にでも起こりうることです。家計を支えている人は、残される家族の生活を守るための保障を保険でしっかりと備えましょう。保障額を設定するためには、長期にわたる家族のライフプランを考えることも大切です。あなたとご家族にとって最適な保険が選択できるよう、お金のプロであるファイナンシャル・プランナーを活用することも検討してみてください。

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